2007-08-02
Portrait / Portrait (1990)

ジャケットはご覧のとおりかなりダサいですが、内容はハイ・レベルのメロディアス・ハードロックのアルバムです。
自主制作盤に近いアルバムですが、プロダクションもしっかりしており、かなり良い音を聴かせてくれています。
レコーディングはミシガン州のスタジオということですから、アメリカのバンドだと思いますが、マイナーなメロディの日本人に受けるサウンドです。
とてもメロディアスで欧州というかブリティッシュ・ハードロックに通じるサウンド作りとなっております。
Gordon W. Chapman (Vo,G,B)とJohn Garret Gorman (D)の二人のプロジェクトによるものですが、ヴォーカルはそこそこですが、ギターが最高です。
また、収められているナンバーもメロディアスなナンバーばかりで、捨て曲は殆どありません。
1曲目の"Dreams Come True"はこのアルバムの中でもかなりお薦めのナンバーで、このアルバムを初めて聴いた時、一番最初に好きになったナンバーです。
カッコ良いギターソロから入るとてもメロディアスなナンバーです。
先ず、このナンバーでいかれましたね。
2曲目の"Memories"はそれこそブリティッシュ・ハード風の湿り気を帯びたメロディアス・ハードロックのナンバーです。
3曲目の"You"もブリティッシュ・ハードっぽいナンバーです。
Def LeppardとかUFOとかそんなサウンドに通ずるナンバーです。
4曲目の"Long Hard Road To Love"はメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
開放弦を使ったギターからかなりハードなリフのギターへと曲は移って行きます。
バックの音はかなりカッコ良いです。
5曲目の"(You Are) My Only Angel"もブリティッシュ・ハード然としたメロディック・ロックのナンバーとなっております。
6曲目の"When We Rock"は結構ハードなギターのリフから始まるそれこそタイトルどおりロックしたナンバーです。
7曲目の"Turn It Around"はアコースティック・ギターのソロから始まナンバーですが、途中から転調してエレクトリック・ギターのソロとなりますが、このギター・ソロがとても最高なんです。
このGordon W. Chapmanですが、ギターの技量もかなりなものです。
ラスト・ナンバーの8曲目"Suite Donna"はインスト・ナンバーで、ギターの組曲となっております。
3分少々と曲は短いですが、Gordon W. Chapmanのギターを堪能することができます。
ハーモニック・マイナーを多用したギターの音となっております。
かなりギターの腕には自信があるのでしょうし、他の曲でのピッキングもそこそこです。
ネット・オークションでもあまり見かけませんが、メロディ・マニアやギター・キッズには聴いていただきたいアルバムだと思います。
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