2007-08-18
Cornell Dupree / Mr.2500 Live At Birdland (2002)

結構どちらもファンキーなギターを弾くと思いますが、Cornellの方がファンキーさが優っているかな?と私は思います。
今回紹介しますのは、彼の2001年12月のドイツはバードランドのライヴアルバムです。
全て他人の曲のカヴァーで、オリジナルはジャズありソウルあり、またロックありと色々なジャンルの曲をCornellなりに解釈してプレイしております。
Cornell以外のメンバーは地元ドイツのミュージシャンで固めており、全て私の存じ上げない方ばかりですが、パーフォーマンス状況も良いですし、雰囲気も満点です。
1曲目の"Them Changes"はBuddy Milesのナンバーで、私も何度も聴いたことがある曲です。
ファンキーなナンバーで、Cornellのギターもカッコ良いですが、Ralph Reichertのサックス・プレイもかなりご機嫌です。
2曲目の"The Ghetto"はDonny Hathawayのナンバーです。
出だしのDieter Heinsohnのベース良いですね。
17分にものぼる大曲ですが、飽きは来ないですね。
もちろんCornellのギターは最高ですが、ベースとEckhard Stromerによるドラムスとの絶妙なリズム・コンビも素晴らしいです。
途中のサックス・ソロやNils Gessingerによるハモンドとキーボードなどもとても良く、参加ミュージシャンが一体となったナンバーに仕上がっており、これは聴きものです。
3曲目の"Pick Up The Pieces"はThe Average White Bandの超有名ナンバーです。
ここでは、Roger Ciceroなる人物がヴォーカルを披露しております。
ソウルフルでファンキーで、オリジナルを損なうということもなく、出来もかなり良いと思いますね。
4曲目の"What's Going On"はもちろんあのMarvin Gayeの大ヒット・ナンバーです。ここでのCornellのギターのトーンは美しいという表現がピッタリします。
バラード風のアレンジも最高です。
オリジナルを知っているということもあるでしょうが、安心して聴くことが出来るナンバーで、このアルバムの中で私のお気に入りのナンバーです。
5曲目の"Something"も皆さん良くご存知のGeorge HarrisonのペンによるThe Beatlesのナンバーです。
全編に流れるCornellの味のあるギターのトーンは最高です。
6曲目の"Bass Instinct"は再びヴォーカル入りのナンバーです。
とてもジャジーなナンバーです。
7曲目の"Spirit In The Dark"はAretha Franklinのナンバーです。
このナンバーもヴォーカル入りで、Katja Bergという女性と前出のRogerとのデュエット・ナンバーとなっております。
ヴォーカルはソウルフル、バックの演奏はファンキー、最高にご機嫌なナンバーに仕上がっております。
8曲目の"Memphis Soul Stew"はKing Curtisのカヴァーとなっております。
このナンバーをバックに今回のライヴのプレイヤーを紹介しております。
先にも書きましたが、地元ミュージシャンばかりですが、演奏も上手ですしかなり良く出来たアルバムだと思いますよ。
メンバー紹介を終え、コンサートを締めくくることとなりますが、そのナンバーは9曲目の"Watching The River Flow"です。
このナンバーはBob Dylanのナンバーですが、ここでの演奏は、これぞStuffといった感じとなっております。
Bob Dylanはあの歌い方があまり好きでないので、アルバムもベスト1枚しか持っておりませんが、この曲を聴く限りメロディ・メーカーとしては結構なものですね。
このCDも市内の中古ショップで1000円で手に入れたものでしたが、お買い得のCDでしたね。
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