2007-08-28
707 / The Fourth Decade (2006)

期待していた以上の出来で満足です。
ドラムス以外の全ての楽器とヴォーカルをKevin Russellが担当しておりますので、これは707というバンド名義ですが、ほぼKevin Russellのソロ・プロジェクトと言って良いと思います。
また、全てのナンバーがKevinのペンによるもので、ソング・ライターとしてもかなりなものだと思いますね。
産業ロックというよりもメロディック・ロックといった方が良いかも。
楽曲は、結構こなれており、フックもあります。
1曲目の"Same Way Out"はハードながらメロディアスなポップなナンバーで、いかしているという言葉がピッタリです。
Kevinのギターもかなりなものです。
2曲目の"No More"はミディアム・テンポのブルージーなナンバーで、これもお薦めです。
Kevinのギターもとてもブルージーです。
3曲目の"Up In Smoke"は若干産業ロックしたナンバーで、Kevinのハイ・トーンのヴォーカルがいかしてます。
4曲目の"Love Me Right"は3曲目以上に産業ロックしたナンバーで、メロディアスですし、このナンバーでもKevinのヴォーカルがいかしてます。
タイトル・ナンバーの5曲目"The Fourth Decade"はギタリストKevin Russellを大々的にフィーチャーしたインスト・ナンバーです。
メロディアスなナンバーで、ギターの音もかなり官能的です。
元々ギター・インスト物が好きな私ですので、このナンバーはかなり気に入ってます。
6曲目の"Don't Say You Love Me"の前半部分はアコースティカルなバラード風で、後半部分はエレクトリック・ギターの音がいかしたパワー・バラードといった趣のナンバーです。
7曲目の"One More Chance"はミディアム・スローのバラード・ナンバーで、メロディもいかしています。
このナンバーでもKevinのギターの音はとてもいかしてます。
8曲目の"A Sinful Woman"は「テケテケテケ」というギターの音(The Ventures風)から始まるロックンロール・ナンバーです。
かなりカッコ良いナンバーだと思います。
9曲目の"Angilee"は1stアルバムに入っていても違和感がない溌剌としたポップロック・ナンバーです。
10曲目の"Broke Outta Hell"ハードなギターのリフから始まるメロディック・ロックしたナンバーです。
ラスト・ナンバーの11曲目"Going Home"もKevin Russellのギターをフィーチャーしたメロディアスなインスト・ナンバーです。
ギタリストとしてのKevin Russellも最高にいかしてます。
707ファン、メロディ・マニアの方は買いだと思いますね。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/277-9847d3e2