2008-11-07
Bobby Kimball / Rise Up (1994)

ということで、Bruce Gowdy (G)、Guy Allison (Keys)、Mark Free (Backing Vo)がバックを務めるだけではなく、収められているナンバーもUnruly Childのナンバーのカヴァーが多く収められております。
他にRicky PhillipsやMichael Sadlerなどの名前もあります。
アルバム全体の感じとしては、相変わらずのBobbyのハイ・トーンにUnruly Childのサウンドと呼べるでしょうか?
TOTOに比べるともちろん若干ハードですが、なかなかの力作だと思います。
1曲目の"Woodstock"はもちろんJoni Mitchellのナンバーで、Crosby, Stills, Nash & Youngの大ヒット・ナンバーです。
CSN&Yのヴァージョンも彼らのサウンドでは結構ハードでしたが、このBobbyのヴァージョンもかなりカッコ良いハードポップのナンバーに出来あがっております。
Bruceのギター・ソロは最高です。
2曲目のタイトル・ナンバー"Rise Up"はUnruly Childのナンバーですが、彼らのヴァージョンはこのBobbyのアルバムの後に発表された1998年の2nd"Waiting For The Sun"に収められております。
メロディアスなナンバーで、Bobbyのハイトーンがピッタリのナンバーです。
3曲目の"Annalies"はBobbyも曲作りに参加したナンバーで、ポップでメロディアスなTOTOっぽい産業ロックしたナンバーです。
曲の出来もかなりなもので、お薦めです。
4曲目の"Is It Over"はUnruly Childの1stアルバムに収められていたナンバーです。
メロディアスなバラード・ナンバーでUnruly ChildでのMark Freeのヴァージョンが最高のナンバーでしたが、このBobbyのヴァージョンも情感がこもっていてとても良く仕上がっております。
なお、バッキング・ヴォーカルとしてMark Freeも参加しております。
5曲目の"Let's Talk About Love"もUnruly Childの1stに収められていたナンバーです。
ミドル・テンポのメロハーで力強いBobbyのヴォーカルがいかしております。
6曲目の"Who Cries Now"もUnruly Childの1stから。
テンポの良いポップなメロハーのナンバーです。
バックの演奏がとても良いです。
7曲目の"Live In The Night"は"Waiting For The Sun"に収められていたナンバーです。
Bruce Gowdyのギター、Ricky Phillipsのベース、Guy Allisonのキーボード、Mark Freeのバッキング・ヴォーカルそしてBobby Kimballのヴォーカルと、どれをとってもカッコ良いナンバーです。
8曲目の"Long Hair Woman"は2002年に過去音源集として発表したUnruly Childの"The Basement Demos"にオリジナルが収録されております。
9曲目の"You've Got A Friend"はCarole Kingのペンで、James Taylorがヒットさせた超有名ナンバーです。
オリジナルが素晴らしいですの、まあ、誰が歌っても良く聴こえますが、Bobby Kimballがしっとりと歌い上げております。
10曲目の"To Be Your Everything"はUnruly Childの1stからのナンバーで、メロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
このナンバーでもMark Freeがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
11曲目の"Lay Down Your Arms"もUnruly Childの1stから。
バックの音は結構ハードです。
12曲目の"Paralyzed"アコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーで、Bobbyのヴォーカルも最高のナンバーです。
ラストの13曲目"Shot Down Love"はモロUnruly Childしたメロハーなナンバーに仕上がっております。
この"Rise Up"ですが、すでに廃盤となっておりますが、Unruly ChildやSignalあるいはKing Kobra(結局Mark Free?)のファンにはお薦めです。
決してTOTOではありません。
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