2008-11-17
Jeremy / Flying Of Eagle (2001)

このアルバムで初めて韓国産のハードロックを体験しましたが、もうハードロック後進国とは言えないですね。
これじゃ、日本のHR/HMもうかうかしていられませんね。
韓国産のHR/HMなんて、ということで聴きもしないで馬鹿にしておりましたが、このJeremyは優れたテクニックとメロディを持ったバンドで、もう、これは本物です。
ヴォーカルは暑い感じで上手だとは思いませんが、プレイ(特にギターとキーボード)は最高にカッコ良いです。
とにかくメロディが素晴らしいです。
1曲目"Born (Save In Symphony) - Intro"はインストルメンタルのナンバーですが、このJeremyの音楽的なテクニックが本物だということを示したプログレ・ナンバーです。
美しいストリングスに被さって、ギター、キーボード、ドラムス、ベースの最高にいかしたプレイを聴くことができます。
2曲目の"Acts"は太いベースラインにスラッシーなギター、正確に刻むドラムスから入るナンバーです。
キーボードの音もとてもカッコ良いDream Theaterタイプのナンバーです。
アルバムの解説はBURRN!誌の藤木氏が担当しており、このバンドを大層褒めており、この部分は納得ですが、同氏はヴォーカルに対しても高評価しておりますが、これについては異論あり、ですね。
それほど上手いとは思いませんし、高音部ではただ叫んでいるというか、がなっているとしか思えません。
まあ、それほど聴きにくいというわけではありませんが。
3曲目の"My Hope"はミディアム・テンポのバラード風のナンバーです。
メロディアスでポップなナンバーです。
4曲目の"Gambler"でも、バックの演奏はとてもカッコ良いです。
このナンバーもDream Theaterタイプのプログレッシヴ・メタルといった感じのナンバーです。
5曲目の"Dreams Of Your Childhood"は、出だしのギター・ソロがそそるメロディアスなバラード・ナンバーです。
メロディがとてもいかしてます。
でも、こんなナンバーを聴くとヴォーカルの上手い・下手がわかるというもので、このバンドのヴォーカルは下手ではないですが、ちょっと音程にぶれがあると思います。
6曲目の"Babylon"でもギターの音が素晴らしいです。
このバンドのギター・テクニックは最高です。
でも、やっぱり、このナンバーは特にヴォーカルがちょっと、という感じですね。
7曲目の"Dreaming Sky"はインスト・ナンバーで、このJeremyの本領発揮といったところでしょうか。
とてもメロディアスなナンバーで、ギターの音はホント素晴らしいです。
8曲目の"Remains Of The Day"は雷の効果音の後、美しいピアノの音から入るメロディアスなバラード・ナンバーです。
とても良く出来たナンバーです。
9曲目の"Comeback Overthere"もインスト・ナンバーです。
ギター、ベース、ドラムス、キーボードが一体となった、とてもカッコ良いロック・ナンバーに仕上がっております。
10曲目の"The Evolution Theory"はカッコ良いこれぞメロハーといった感じのナンバーです。
ラストの11曲目"Flying Of Eagle"はアルバムのタイトル・ナンバーで、これもインスト物です。
バックのドラムスがパワー・メタルした、あのドタドタ・ドコドコといった感じで、?というところですが、ギターは弾き捲っています。
韓国産のこのJeremy、なかなかなものです。
ギターは最高ですね。
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