2008-11-30
Dreamscape / Very (1994)

ドイツ産というと直ぐに頭に思い浮かべるのがHelloweenタイプのジャーマン・メタルですし、イタリア産といえばメロディック・パワー・メタルと相場が決まっていると、勝手に思い込んでしまうんですね。
どちらも、あの、ドラムスの畳みかける音と、あまり上手いとも思わないハイトーン・ヴォーカルが苦手なんです。
国内盤の帯にパワー・メタルと書いてあれば、殆ど手が出ませんし、Helloweenタイプと書いてあっても同じですね。
本日紹介するDreamscapeはドイツ産のハードロックですが、これがDream Theaterタイプのプログレッシヴ・メタルなんですが、とてもメロディアスなサウンドなんですね。
市内の中古ショップで900円で仕入れたアルバムですが、これがかなり良い内容で、値段以上の価値がありました。
プログレしたメロディアスハードですが、これが意外にポップで、かなり気に入りました。
1曲目の"When Shadows Are Gone"はとてもポップなナンバーで、メロディもいかしており、先ずこのナンバーでDreamscapeを気に入りました。
2曲目の"Lost Faith"は美しいピアノの短いインスト・ナンバーで3曲目"Thorn In My Mind"の導入曲といった感じのナンバーすが、これまた、気に入った要素ですね。
その3曲目"Thorn In My Mind"は一転してヘヴィなギターのリフから始まるナンバーで、Dream Theaterタイプのプログレ・メタルといった感じのナンバーです。
とにかく、このDreamscapeの面々のテクニックは凄いです。
ギターは素晴らしいですね。
4曲目の"Reborn"はほぼプログレ・メタルしたナンバーで、ここでの演奏も素晴らしいです。
ギターも凄いですがドラムスも素晴らしいです。
また、曲中のピアノの音が何気に美しく、とてもカッコ良いナンバーに仕上がっております。
5曲目の"A Voice Inside"はメロディアスなスロウなプログレ・メタルのナンバーです。
6曲目の"Winter Dreams"はメロディアスなバラード・ナンバーで、バックの演奏は素晴らしいですが、粘っこい感じのヴォーカルは?という感じか。
決して下手ではありませんが。
7曲目"Fearing The Daylight"はとてもテクニカルなナンバーです。
バックの演奏は、ホント、素晴らしいです。
8曲目の"I Leave The Past Behind"はアコースティカルなギターから入り、途中からヘヴィなリフへと転調するナンバーです。
ほぼ、Dream Theaterタイプのプレグレッシヴ・ヘヴィ・メタルしたナンバーです。
9曲目"Alone - Panterei Part I"はギターとピアノ、さらにドラムスが最高にいかしたナンバーです。
メロディアスですし、言うことありませんね。
10曲目の"She's Flying - Panterei Part II"でもピアノを始めバックのプレイも音も素晴らしいです。
11曲目の"A Nwe Beginning - Pantrei Part III"も然りです。
プロデュースしているのが、このバンドのキーボーディストとギタリストですが、この2人がサウンドの要となっているようで、最高にテクニカルでエモーショナルなプレイを聴かせてくれております。
ラストの12曲目"Dancing With Tears In My Eyes"はUltravoxのカヴァーです。
先日、The Poodlesというスウェーデンのメロハー・バンドを紹介しましたが、彼らもこのナンバーをカヴァーしてました。
このDreamscapeのヴァージョンも最高に良く出来ております。
やっぱりオリジナルが素晴らしいからなんでしょうね、結構誰がカヴァーしても、おそらくそれなりに聴けるナンバーなんだと思います。
Dreamscapeの"Very"、結構気に入りました。
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