2008-12-11
Jimmy Webb / Angel Heart (1982)

Jimmy Webbが1982年に発表した7thアルバムで、AORファンから最も注目された作品"Angel Heart"です。
それもその筈で、バックを務めるミュージシャンたちが凄いんですね。
Jimmy Webb – vocals, piano、 Fred Mollin – acoustic guitar, percussion, producer, background vocals、 Kenny Loggins – background vocals、 Victor Feldman – percussion、 Daryl Hall – background vocals、 Fred Tackett – guitar、 Jerry Hey – trumpet、 David Paich – organ, piano、 David Foster – piano、 Leland Sklar – bass、 Bob Glaub – bass、 Jeff Porcaro – drums、 Dean Cortese – bass、 Graham Nash – background vocals、 Valerie Carter – background vocals、 Michael McDonald – background vocals、 Leah Kunkel – background vocals、 Stephen Bishop – vocals on "In Cars"、 Steve Lukather – guitar、 Bud Shank – flute、 Dean Parks – guitar、 Gerry Beckley – background vocals
という当時のAOR旋風を席捲したミュージシャンたちばかりです。
さらに、Jimmy Webbの作品の中でもとりわけAORしたアルバムで、収録されているナンバーもかなり良い、ということからAORファンから注目されました。
一度、日本国内でもソニー・レコードから発売されましたが、既に廃盤となっており、今ではレア盤の仲間入りをしております。
それでも、Amazon USA辺りでは、米盤ですが、中古アルバムが25ドルくらいから購入出来ますので、送料込みで日本円に換算して3,000円くらいで手に入れることができます。
1曲目のタイトル・ナンバー"Angel Heart"はハート・ウォーミングなメロディアスなAORナンバーです。
とても覚えやすいメロディを持ったヒット性抜群のナンバーです。
2曲目の"God's Gift"は、このアルバムの中で、私が最も気に入っているナンバーで、Steve Lukatherのギター・ソロやDavid FosterのピアノそしてJeff Porcaroのドラムスが堪能できる、AORの名曲です。
AORファンであれば、絶対に押さえておいていなければならないナンバーです。
3曲目の"One Of The Few"はDavid Paichの美しいピアノから入るメロディアスなバラード・ナンバーです。
曲の中間部ではDean ParksのエンディングではSteve Lukatherのギター・ソロを聴くことができます。
また、Michael McDonaldがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
4曲目の"Scissors Cut"はAORファンからも支持が高いナンバーです。
このナンバーもメロディアスなバラード・ナンバーで、途中のDean Parksのギター・ソロはとてもそそりますし、また、このナンバーでは、Graham Nashがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
5曲目の"Work For A Dollar"は少しばかりロック・フィーリングのナンバーで、Kenny LogginsやValerie Carterなどがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
6曲目の"His World"はアップ・テンポの5曲目以上にロック・フィーリング溢れるAORナンバーに仕上がっており、Steve Lukatherも結構弾いております。
こういったナンバーでのJeff Porcaroのドラミングは最高ですね。
また、ピアノはDavid Fosterが担当しております。
7曲目の"Our Movie"は再びDavid Paichのピアノから入るストリングスが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
Dean Parksがエレクトリックとアコースティック・ギターを使い分けおります。
また、Leah KunkelとGraham Nashがバッキング・ヴォーカルを担当しておりますが、Leah Kunkelはデュエットといっても良いと思います。
8曲目の"Nasty Love"はSteve Lukatherのギター・ソロから入るナンバーですが、これまた、良く出来たAORナンバーです。
David FosterのピアノとDaryl Hallのバッキング・ヴォーカルがとても良いです。
9曲目の"In Cars"を聴くと、どこかStephen Bishop風だなあと思ったら、Stephen Bishopがゲスト・ヴォーカルとして参加しておりました。
ラストの10曲目"Old Wing Mouth"はアコースティカルなバラード・ナンバーで、Kenny LogginsとMichael McDonaldがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
また、David Paichのオルガンがアクセントになっております。
Jimmy Webbはこのアルバムと前作"El Mirage"の2枚がとても良く出来たアルバムですが、AOR度といえば、この"Angel Heart"に軍配が上がると思います。
AORファン必聴のアルバムです。
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://aorparadise.blog66.fc2.com/tb.php/659-ebebb306