2009-03-30
Terra Nova / Escape (2005)

どの曲もポップ&ハードで馴染みやすいメロディを持っているだけでなく、哀愁漂う泣きのメロディも健在です。
キラキラのキーボードと明るいハーモニー、そして軽やかに走るドライなハード・ロック味を満載し、まさに復活アルバムといったところでしょうか。
オランダといえば、HELLOISE、ZINATRA、ロビー・ヴァレンタイン、1st AVENUEなどのロック・バンドを思い出しますが、このテラ・ノヴァの完成度たるや、それ以上のもので、キーボードを効果的に配したサウンドは爽快感、清涼感があります。
1曲目の"Long Live Rock N' Roll"はそんなTERRA NOVAの爽快感がいっぱいのご機嫌なロックンロール・ナンバーです。
このナンバーのバックにはストリングスも配されており、どこかElectric Light Orchestra風のメロディアスなナンバーに仕上がっております。
2曲目の"Rock Bottom"はUFOにも同じタイトルのナンバーがありましたが、このTERRA NOVAのナンバーは音に厚みがあるメロディアスな産業ロック風のナンバーです。
盛り上がりのあるナンバーで、ここでもバックのストリングスが効果的に使われております。
3曲目の"Hold The Line"もTOTOのナンバーで同名異曲のものがありますが、こちらは前半部分はバックのピアノが美しいパワーバラード風で途中で曲が転調して、とてもポップなメロハーとなっております。
4曲目の"Heaven Knows"はRon Hendrixの美しいピアノから始まるバラード・ナンバーです。
とても盛り上がりのあるナンバーで、Ronのピアノに乗るFred Hendrixのヴォーカルはとても素晴らしいです。
さらにGesuino Derosasの伸びのあるギターのトーンが最高の一押しのナンバーです。
5曲目の"Escape"はミディアム・ハイのブギー調の爽快感いっぱいのメロディアスでポップなナンバーです。
6曲目の"War On War"はギターのリフがカッコ良いメロハーです。
7曲目の"You Are The One"はタイトルから想像できるような美しいピアノをバックに従えたメロディアスなバラード・ナンバーです。
このナンバーも出来が良いですが、4曲目の方がさらに良いですね。
8曲目の"Sole Survivor"も6曲目に似たタイプのギターのリフがカッコ良いメロハーです。
9曲目の"Lonely Is The Night"はミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーとなっております。
このナンバーも出来はかなり良いです。
10曲目の"Back In The Eighties"も爽快感溢れるメロディアスなポップロックしたナンバーです。
バックのプレイがいかしてます。
11曲目の"Part Of The Game"は音に厚みがあるポップロックしたナンバーですが、バックのコーラス・ワークがとてもいかしてます。
ラストの12曲目"Yesterday"ですが、あのThe Beatlesの超有名ナンバーのタイトルを付けるということは、楽曲にかなり自信があるのでしょうね。
このTERRA NOVAのナンバーもバラード・ナンバーですが、さすがTERRA NOVAといった感じで、とてもメロディアスに仕上がっております。
6年のブランクを感じさせない出来には感服です。
2006年に初のベスト・アルバムを出しておりますが、すでに3年が経過しようとしております。
新作を期待したいですね。
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