2009-04-11
Prism / Small Change (1981)

ネットでも市内のCDショップでも。
市内のCDショップでは専ら1000以下のバーゲン価格で購入しておりますし、ネットでも海外を中心に同じような価格で購入しております。
本日紹介するPrismの"Small Change"も発売元のRenaissance Recordsが運営しているオークション・サイトで12ドル(送料込み)で購入したものです。
この"Small Change"ですが、以前、ATM Recordsから"Beat Street"との2枚組で2001年にCD化されましたが、今まで結構な値段で売っておりました。
今回Renaissance Recordsから、それぞれのアルバムがリ・イッシューされ、結構安い値段となりましたので、ハードポップ・ファンの方で未聴の方がおられましたら、この機会に聴いてみるとよいと思いますよ。
Prismはカナダのハードポップ・バンドで1977年に"Prism"でレコード・デビューしました。
その後、1978年に"See Forever Eyes"、1978年に"Live Tonight"、1979年に"Armageddon"、1980年に"Young and Restless"、1980年に"All the Best From Prism (compilation album)"、1981年にこの"Small Change"を、1983年に"Beat Street"、1988年に"Over 60 Minutes with...Prism (compilation)"、1993年に"Jericho"、1996年に"Best of Prism (compilation)"そして1997年に"From the Vaults"を発表したあと、一時バンドは休眠状態でしたが、2008年に11年ぶりとなるスタジオ・アルバム"Big Black Sky"を発表して健在ぶりを見せております。
私がPrismを初めて知ったのは、本日紹介する"Small Change"からなんですね。
1981年当時と言えば、TOTO、Boston、Journey、Foreignerといったハードポップ(産業ロック)のバンドが台頭していた時期で、その中の一つのバンドとして、このPrismも位置づけされていたと思います。
このPrismはカナダ出身のバンドですが、カナダといえば、古くはGuess WhoといったバンドやRush、Sagaといったプログレハードのバンド、さらにLoverboy、The Arrows、Wrabit、New England、Harlequinといったようなハードポップ(産業ロック)のバンドを多く輩出している国です。
サウンド面をみてもアメリカン・ロックというより若干欧州的湿り気を帯びたメロディアスなものを感じます。
このアルバムもとてもメロディアスなアルバムで、キャッチーなナンバーが多数収められております。
そんなサウンドの代表的なナンバーが1曲目の"Don't Let Him Know"で、出だしのギターのリフがカッコ良いとてもメロディアスでキャッチーなナンバーです。
私が知っている限り、Prismのベスト・テイクだと思います。
当時このナンバーを聴いて、一発で彼らの虜になってしまいました。
とても素晴らしいナンバーです。
2曲目の"Turn On Your Radar"はポップな音づくりの曲で、十分にAORしたナンバーとなっております。
3曲目の"Hole In Paradise"もキャッチーでメロディアスなナンバーで、産業ロックの見本みたいな曲です。
このナンバーもかなりお勧めですね。
4曲目の"Rain"はメロディアスなバラード・ナンバーで、これまたモロAORしたものとなっております。
5曲目の"When Will I See You Again?"も良くできたポップなナンバーです。
6曲目の"Heart And Soul"はこのアルバムの中でも結構ハードなナンバーですが、音にキレがあります。
ギター・プレイがいかしてます。
7曲目の"Stay"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのピアノがとても美しいです。
8曲目の"When Love Goes Wrong"もキラキラしたようなサウンドのパワー・バラードのナンバーです。
ヴォーカルもプレイも最高です。
9曲目の"In The Jailhouse Now"はご機嫌なロックンロール・ナンバーです。
10曲目の"Wings Og Your Love"は再びピアノの音が美しいバラード・ナンバーで、メロディアス度は7曲目以上です。
素晴らしいナンバーです。
11曲目以降はボーナストラックです。
このアルバムに収められているナンバーのヴァージョン違いなんかが収められております。
この"Small Change"はPrismの最高傑作だと私は思っております。
ハードポップ(産業ロック)のファンや結構ハードなAORを聴ける方には、まさにお勧めの1枚だと思いますね。
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