2009-05-19
Bananarama / Bananarama (1984)

1986年にはThe Shocking Blueの"Venus"をカヴァー・ソングが収録された3rdアルバム"True Confessions"が、翌年の1987年には、全米4位を記録した"I Heard A Rumour"が収められた"Wow!"が発表され、Bananaramaサウンドが一世を風靡しておりました。
この80年代後半はこの日本では、バブル景気の絶頂期で、併せて空前のディスコ・ブームということで、「マハラジャ」辺りではバナナラマの曲がかかると「お立ち台」が満杯になるという現象が起きていたそうです。
当時の若い女性の格好といえば、「ワンレン、ボディコン、爪長、ハイーヒール」というのが定番で、ピンキー&ダイアンとかプライベート・レーベルなどのボディ・ラインを強調したセクシーさが売り物の、デザイナー・ブランドものの洋服が流行っていたと記憶しております。
またこの時期ちょっとオシャレでビジュアル機器を備えた(あるいは生演奏)喫茶店がお酒も提供するカフェ・バーなんかも乱立しておりましたっけ。
このBananaramaとかRick Astley、Duran Duran、Spandau Balletのナンバーを音を聴いていると、何時もこの時代のことを思い出させてくれます。
そういう意味で、音楽って、ホント凄いなと思いますね。
いつの時代も音楽が世相を反映させており、その時その時の文化なんだなあと実感しますね。
当初、Banaramaraのメンバーは、Keren Woodward、Sara Dallin、Siobhan Faheyの3人がメンバーでしたが、1988年からSiobhan Faheyの代わりにJacquie O'Sullivanがメンバーとなりましたが、1991年から現在至るまでは、Keren Woodward、Sara Dallinのユニットとなっております。
私が彼女らの音を最も知っている時期も、冒頭の3枚のアルバムを出していた時期で、当時は3枚ともアナログ・レコードを持っておりましたが、現在では、この"Bananarama"と"The Greatest Hits Collection"の2枚のみです。
冒頭の3枚のアルバムの中ではこの2ndが最も好きなアルバムで、とくに"Robert De Niro's Waiting..."(UKチャート3位)と"Cruel Summer"(UKチャート8位)がとても好きなナンバーです。
"Robert De Niro's Waiting..."はもちろんあの俳優Robert De Niroのことを歌ったナンバーで、とてもメロディアスなディスコ・バラードといった趣のナンバーです。
"Cruel Summer"は、米ビルボードでも10位を記録するなどグローバルにヒットしたナンバーで、とてもダンサンブルな良く出来たナンバーということもあり、ヒットしたのも頷けます。
他にも、"Rough Justice"や"Through a Child's Eyes"みたいなメロディアスなバラード風ナンバーや、ダンサンブルながらしっとりとした感じの"King of the Jungle"、ポップな出来の"Dream Baby"、"State I'm In"、コーラスワークが素敵な""Link"、7分を超える大曲ながら全く飽きることのない"Hot Line to Heaven"とほぼ全ての曲が良く出来ております。
とにかく、楽曲の出来が良いということと、彼女たちのヴォーカル、特にコーラスワークが素晴らしいということに尽きると思います。
ディスコ・ミュージックということで、未だ彼女たちの音を聴いたことのないAORファンのみなさん、このBananaramaを聴いてみてはいかがですか?
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