2009-06-21
Jay Graydon / Airplay For The Planet (1994)

この"Airplay For The Planet"は日本先行発売されたアルバムで、最初は数曲が収録されたシングル盤みたいな形で発表され、その後、1993年に"Airplay For The Planet"(完全盤)として発表されております。
国内盤は、全12曲が収録されておりましたが、このUS盤は国内盤の1曲目から10曲目の全10曲が収められております。
また、この"Airplay For The Planet"ですが、2002年にJay Graydon自身がリマスターしてリ・イッシューしておりますが、この時も、2曲が削除され1曲が追加されております。
私は国内盤の完全盤も2002年のリマスター盤もすでに所有しておりますが、今日市内の中古ショップで、このUS盤が800円で売っておりましたので、ジャケ違いということもあり、速攻でレジ行きとなりました。
まあ、これがコレクターの性というものでしょう。
このアルバムに参加しているミュージシャンがまあ凄いことといったらないですね。
Bruce Gaitsch、Jerry Hey、Joseph Williams、Abraham Laboriel、Bill Champlin、David Foster、Jon Gilutin、Janey Clewer、John Van Tongeren、Brett Raymond、Jay Oliver、Kenji Sano、Bill Cantos、Warren Weibe、Mark Portman、Sherwood Ballというメンツです。
もちろん私の知らないミュージシャンもおりますが、L.A.の一流どころばかりですね。
ジャケット中には、Jayの"Many people have been very influential in my growth process....."という言葉があり、その後に、Ted Greene、Dean Parks、Larry Carlton、Ray Parker、Steve Lukather、BB King、Freddy King、Albert King、David T. Walker、Steve Morris、Albert Lee、Joe Passといったギタリストの名前を挙げております。
Steve Lukather辺りはJay Graydon自身が影響を与えたのではと思いますが、かなりのギタリストから影響を受けているみたいですね。
私の好きなギタリストたちばかりです。
さらに、The keyboard gurus areとして、David Foster、Michael Omartian、Randy Goodrum、Greg Mathieson、Sylvester RiversのJay Graydonと交流の深いキーボーディストの名前も載っております。
これらギタリストとキーボーディストの名前を見ると、あーAORだなあ、とホント思いますね。
1曲目の"Walk The Wire"はJoseph WilliamsとJay Graydonの共作で、ヴォーカルはもちろんJoseph Williamsが担当しております。
JosephのヴォーカルがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
2曲目の"She Just Can't Make Up Her Mind"はBill Champlinがヴォーカルをとっている、ミディアム・スロウながらファンキーさのあるブルー・アイド・ソウルしたAORナンバーです。
3曲目の"History"はJohn Van Tongerenのペンによるナンバーで、ヴォーカルもJohn Van Tongerenが担当していると思います。
ミディアム・スロウのゆったりと流れる感じのナンバーです。
4曲目の"After The Love Is Gone"はAORの名曲中の名曲です。
Airplayのヴァージョンも良かったですが、Bill Champlinのヴォーカルを執るこのヴァージョンも最高です。
5曲目の"Holdin' On To Love"はSherwood Ballのペンによるジャジーなナンバーで、The Manhattan Transferでも聴いている気分のナンバーです。
ヴォーカルもSherwood Ballが担当していると思いますが。
6曲目の"One Way Or Another"はミディアム・ハイのポップなAORナンバーです。
7曲目の"Roxann"は盟友Bill Cantosのペンによるメロディアスなバラード・ナンバーです。
もちろん、ヴォーカルはBill Cantosが担当しております。
モロ、AORした素晴らしいナンバーです。
8曲目の"Show Me The Magic"はファンキーなソウルフルなナンバーです。
9曲目の"You're Not Alone"はBruce Gaitschも曲づくりに参加したナンバーですので、おそらくギターでは参加していると思いますが、果たしてヴォーカルも彼でしょうか?
ミディアム・スロウのメロディアスなナンバーでとてもいかしております。
途中のJayのギター・ソロは圧巻です。
ラストの10曲目"When You Look In My Eyes"はJoseph WilliamsとBrett Raymondが曲づくりに参加しております。
バックのピアノ(David Fosterか?)の音が美しいメロディアスなバラードです。
歌い方がJosephと違うような感じですので、Brett Raymondが担当しているのでは?
すでに、このBevery RecordsのUSオリジナル盤の入手は難しいですが、国内盤と2002年のリマスター盤は手に入りますので、未聴の方はどうぞ。
AORの見本みたいなアルバムです。
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