2009-06-25
Think Out Loud / Think Out Loud (1988)

Think Out LoudはAORファンであればご存じのとおり、元PlayerのPeter BeckettとSteve Kipnerの2人によるユニットで、この1stのほかに1997年にMTM Musicから"Shelf Life"という2ndアルバムも発表されております。
Peter BeckettとSteve Kipnerの仲は古く、Steve Kipnerが在籍していたTin Tinというバンドに参加を要請され、1973年にTin Tinのラストシングル"I'm Afraid"のソング・ライティングとプロデュースを担当し、1974年に出されたシングル"It's A Long Way To Georgia"ではPeterのヴォーカルも聴けるようです。
また、PeterとSteveが1975年に結成したのがSKYBANDというバンドで、1975年にはセルフ・タイトルのアルバムを発表しております。
SKYBANDとしてのアルバムはこれ1枚のみで、その後PeterはJ.C. Crowleyと1977年にPlayerを結成することとなります。
Player解散後、Peterは1982年から1988年にかけ、再びSteve Kipnerと一緒に曲を作り、HeartやSurvivorなどに曲を提供したりしておりましたが、これがきっかけで再びSteveと活動することとなりThink Out Loudの結成となりました。
このThink Out Loudの1stアルバム"Think Out Loud"には、Steve Lukather、Michael Landau、Bob Marlette、Bobby Caldwell、Randy GoodrumなどAORファンがお馴染みのミュージシャンが参加しており、当時、結構話題に上ったアルバムです。
1曲目の"In A Perfect World"はプログラミングを多用したノリの良いファンキーな感じのナンバーです。
バックのギターの音なんかは結構好きですが、全体の雰囲気としては?といったところも。
2曲目の"Stranger Things Have Happened"はメロディアスなAORナンバーで、Playerにも通じる部分がありますね。
3曲目の"Original Sin (Jumpin' In)"はアレンジがイマイチといったナンバーでしょうか。
4曲目の"The Deep End"はメロディアスなバラード・ナンバーでSteveのヴォーカルがいかしたナンバーです。
5曲目の"Raise You Up"は曲の始めと終わりに歓声が入るライヴ仕立てのナンバーで、これが結構いかしたAORナンバーに仕上がっております。
Peter Beckettのヴォーカルって大好きです。
6曲目の"After All This Time"がこのアルバムのハイライト的なナンバーで、完全にAORしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
何度聴いても飽きることがないAORの名曲です。
後に、Ronn MossとのPlayerで取り上げたナンバーです。
7曲目の"Faithful Love"はレゲエ・タッチのサウンドナンバーです。
8曲目の"Body And Soul (Lost In The Rythm)"はミディアム・テンポながらTOTO風のハードポップしたナンバーです。
9曲目の"In No Uncertain Terms"はSteve KipnerとRandy Goodrumのペンによるメロディアスなバラード・ナンバーで、さすがといった感じの曲です。
出来もかなり良いと思います。
ラストの10曲目"Talk To Yourself"はダンサンブルでモダンな感じのナンバーです。
"After All This Time"は名曲です。
あと、このThink Out Loudの他に、1995年発表のClif Magnessの"Solo"とカナダのハードポップ・バンドBoulevardの1988年の1stアルバム"Blvd."も合わせてNL Distributionからリ・イッシューされます。
両方ともレア盤でしたの未聴のファンにとっても嬉しい限りですね。
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コメント
そそられたりそそられなかったり。正直なお人柄がよく分かります(笑)。まずはどっかで試聴してきます(笑)
コチラでアップしようと思っていたら又しても先を越されてしまいましたね(w こちらはアリソン・アベニューと共に既に発注済みです。
当サイトで試聴ファイルをアップしましたら参考までにお聴き下さい。なるべく早目に処理します。
当サイトで試聴ファイルをアップしましたら参考までにお聴き下さい。なるべく早目に処理します。
・・・で早速アップしてみました。
ttp://www.geocities.jp/cruisinmusicjp/a_thinol.html (頭に”h”を入れて下さい)
After All This Timeは長めに作ってみました。
PLAYER幻想とノック・ザ・ウォールズ・ダウン幻想に付き纏われていたせいで、発売当初はこのアルバムの良さが全く分かりませんでしたね。今となっては好きな作品となりました。
ttp://www.geocities.jp/cruisinmusicjp/a_thinol.html (頭に”h”を入れて下さい)
After All This Timeは長めに作ってみました。
PLAYER幻想とノック・ザ・ウォールズ・ダウン幻想に付き纏われていたせいで、発売当初はこのアルバムの良さが全く分かりませんでしたね。今となっては好きな作品となりました。
すいません「間違っています」って書かれてアクセスできませんでした
After All This Time
そうですね、私も初めてこのアルバムを聴いた時は、あまりピンときませんでしたが、それでも、After All This Timeはその時からとても良い曲だと思っておりました。
この曲だけでもお釣りがくるほどです。
でも、聴き返してみますと、他にも結構良い曲もありました。
AORファンであれば、買っても損はしないと思います。
是非、Cruisin' Musicから手に入れて聴いてみてください。
この曲だけでもお釣りがくるほどです。
でも、聴き返してみますと、他にも結構良い曲もありました。
AORファンであれば、買っても損はしないと思います。
是非、Cruisin' Musicから手に入れて聴いてみてください。
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