2009-07-22
Three Dog Night / Greatest Hits Live (2008)

Three Dog Nightは皆さんご存知のとおり、Chuck Negron、Danny Hutton、Cory Wellsの3人のヴォーカリストにMichael Allsup (G)、Joe Schermie (B)、Jimmy Greenspoon (Keys)、Floyd Sneed (Ds)の4人のプレイヤーの計7人編成によるバンドで、米Billboard誌のトップ40に21曲がチャート・インし、その内3曲が1位を獲得した70年代の代表的なグループです。
Three Dog Nightと言えば、いろいろなアーティストのカヴァーを得意とするバンドで、例えば、Randy Newmanの"Mama Told Me Not to Come"、 Laura Nyroの"Eli's Coming" (US #10)、 Russ Ballardの "Liar" (US #7)、 Hoyt Axtonの"Joy to the World"と"Never Been To Spain"、 Elton Johnの"Lady Samantha"や "Your Song"、John Hiattの"Sure As I'm Sittin' Here" (US #16).、Leo Sayerの"The Show Must Go On" (US #4).、Paul Williamsの"An Old Fashioned Love Song" (US#4)と"Out in the Country" (US #15)、 Harry Nilssonの"One"(US #5)なんかが良く知られており、その殆どが彼らのオリジナル・ナンバーといっても良いぐらいに嵌っております。
本日紹介する"Greatest Hits Live"はそんなThree Dog Nightの最も輝いていた1972年と1973年のライヴ音源を収めたもので、悪いわけはありません。
収録ナンバーは、
1 One Man Band
2 The Family Of Man
3 Easy To Be Hard
4 Never Been To Spain
5 Mama Told Me (Not To Come)
6 An Old Fashioned Love Song
7 Eli's Coming
8 Liar
9 Celebrate
10 Try A Little Tenderness
11 One
12 Joy To The World
の全12曲です。
"One Man Band"は全米19位にランクインしたナンバーで、1970年の5thアルバム"Naturally"に収められております。
Chuck Negronのリード・ヴォーカルによるとてもファンキーなポップロックしたナンバーです。
" The Family Of Man"は全米12位にチャートインした1971年の"Harmony"からの1曲。
3人のリード・ヴォーカルによるこれまたポップ・フィーリング溢れたナンバーで、バックのオルガンがとても良い味を出しております。
"Easy To Be Hard"は1969年の"Suitable For Framing"からのナンバーで、全米4位にランクインしたナンバーです。
Chuck Negronのリード・ヴォーカルによるメロディアスなバラード・ナンバーです。
"Never Been To Spain"は1971年の"Harmony"から。
全米5位にランクインされたナンバーで、私の大好きなCory Wellsのリード・ヴォーカルによるナンバーです。
これまたメロディアスなバラード・ナンバーで、ブルーアイド・ソウルしたCory Wellsのヴォーカルが堪りません。
"Mama Told Me (Not To Come)"は1970年の"It Aint Easy"からのナンバーで、全米1位を記録し、この日本でも一躍Three Dog Nightの名前を有名にしたナンバーです。
リード・ヴォーカルはCory Wellsで、黒っぽい歌い方が堪りません。
"An Old Fashioned Love Song"は1971年の"Harmony"からのナンバーで、全米4位にランクインされました。
この日本でもThree Dog Nightのナンバーの中ではかなり人気のある曲です。
"Eli's Coming"はLaura Nyloのペンによるナンバーで全米10位にランクイン。
1969年の"Suitable For Framing"からのナンバーで、Cory Wellsがリード・ヴォーカルを担当しております。
Cory Wellsの歌の上手さが光るナンバーです。
"Liar"は1970年の"Naturally"から。
Russ Ballardのペンによるナンバーで、全米7位を記録しております。
リード・ヴォーカルはDanny Huttonが執っています。
この"Naturally"には他に"Joy To The World"という彼らの代表曲が収められており、Three Dog Nightのアルバムの中で最も良く知られているアルバムです。
"Celebrate"は"Suitable For Framing"からのナンバーで、全米15位にランクインされたナンバーで、3人がリード・ヴォーカルを執っております。
"Try A Little Tenderness"は1969年の1stアルバム"One"からのナンバーで、Cory Wellsがリード・ヴォーカルを執っております。
全米29位にランクインされたナンバーで、出だしはメロディアスなバラード風で後半はとてもファンキーなCory Wellsのヴォーカルが最高にいかした曲です。
Harry Nilssonのペンによる"One"はThree Dog Nightのナンバーの中で最も私が好きなナンバーです。
全米5位にランクインされました。
メロディアスな盛り上がりのある最高のナンバーで、まるでThree Dog Nightがオリジナルかのようです。
"Joy To The World"はThree Dog Nightのナンバーで最も知られているナンバーで、もちろん全米1位を記録しております。
このアルバムに収められている12曲は全て全米トップ40にランクインされたナンバーばかりですし、彼らの全盛期のライヴ・パフォーマンスが収録されておりますので、とてもお勧めです。
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コメント
Three Dog Nightのライヴ・アルバム
飛んでるペンギン さん
いらっしゃいませ。
Three Dog Nightのライヴ音源と言えば、最近のもありますが、やはり、絶世期のライヴ音源を収めたこのアルバムだと思います。
ブログにも書きましたが、「12曲は全て全米トップ40にランクインされたナンバーばかりですし、彼らの全盛期のライヴ・パフォーマンスが収録されておりますので、とてもお勧めです。」ということで、もちろん初心者の方にも楽しめると思いますよ。
私は特にCory Wellsがお気に入りですが、ソウルフルなヴォーカルが最高です。
いらっしゃいませ。
Three Dog Nightのライヴ音源と言えば、最近のもありますが、やはり、絶世期のライヴ音源を収めたこのアルバムだと思います。
ブログにも書きましたが、「12曲は全て全米トップ40にランクインされたナンバーばかりですし、彼らの全盛期のライヴ・パフォーマンスが収録されておりますので、とてもお勧めです。」ということで、もちろん初心者の方にも楽しめると思いますよ。
私は特にCory Wellsがお気に入りですが、ソウルフルなヴォーカルが最高です。
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"An Old Fashioned Love Song"や"One"をラジオで聴き、興味を持ったのですが、初心者でもこのライヴアルバムを楽しめるでしょうか?手頃なベスト盤でも良いのですが、曲数ばかり多いのも好みでないので気になっています。
アドバイス、いただけないでしょうか?