2009-08-07
Lou Pardini / Look The Other Way (1998)

Lou PardiniはAORファンの方はご存知のとおりKoinoniaに在籍していたヴォーカリスト・キーボーディストで、1989年に発表された"Koinonia"はとても良く出来たAORアルバムでした。
また、自身は、1996年に1stアルバム"Live And Let Live"を発表しました(当時は確かJapan Onlyのアルバムだったと思いますが、翌年本国アメリカで、"A Night To Remember"とタイトルを変更しております)。
この2ndはサウンド的には1stの延長線上にあるアルバムですが、1stよりも収録されているナンバーの出来がかなり良いと私は思っております。
打ち込み主体のサウンドながら70年代後半から80年代前半のAORの雰囲気が一杯のアルバムです。
曲によってはStephen Bishop風のナンバーがあったりもしますが、哀愁感タップリの極上のブルーアイドソウル系AOR作品に仕上がっております。
1曲目の"Better Late Than Never"はもうメロディが美しいバラード・ナンバーで言うことなしです。
Lou Pardiniのヴォーカル・スタイルも最高です。
とてもお勧めのナンバーです。
2曲目の"We've Got So Far To Go"はLou Pardiniのヴォーカルもキーボード・プレイもいかしたメロディアスなナンバーで、このナンバーの出来もかなり良いです。
3曲目の"Love Is A Hurtin' Thing"はScott Mayoのアルト・サックスがそそるメロディアスなバラード・ナンバーで雰囲気満点です。
4曲目の"Time Out For Love"は、このアルバムの一押しナンバーです。
とにかくメロウでメロディが最高のAORナンバーです。
AORの名曲といっても過言ではないと思いますね。
5曲目の"I'll Always Be There"は曲の感じといいヴォーカル・スタイルといい、まるでStephen Bishopを聴いているような感じのハート・ウォーミングなナンバーです。
6曲目の"Look The Other Way"はドラムの音は打ち込みですが、それ以外は生の音です。
James Harrahのギターがとてもカッコ良いです。
7曲目の"Place In My Heart"はLou Pardiniのピアノ・キーボードの音がいかしたミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーです。
8曲目の"Method To The Madness"はBuzzy Feitenのギターをフィーチャーしたファンキーなナンバーです。
9曲目の"How Can I Stop Loving You"は再びStephen Bishopみたいなアコースティカルなナンバーで、これもかなり良いと思います。
10曲目の"I Just Had To Fall"も1曲目や4曲目に勝るとも劣らないナンバーで、言うことなしです。
とにかく高音で伸びるLou Pardiniのヴォーカルが素晴らしいです。
11曲目の"Take It Away"もメロディアスで良く出来たバラード風AORナンバーです。
ラストの12曲目"What Might Have Been"は3曲目に似たタイプのナンバーで、ここでは、David Boruffのアルト・サックスがそそりますし、また、Bill ChamplinとJoseph Williamsのバッキング・ヴォーカルも最高です。
AORファンでこのアルバムを聴いたことが無い方(そんな人はいないか)は、是非聴いていただきたいですね。
気に入ると思います。
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コメント
聴いたことない人がいるとすれば不幸です!(^_^)
やはり、そうですよね。
AORファンで聴いたことが無い人って、殆どいませんよね。
AORファンで聴いたことが無い人って、殆どいませんよね。
フィリピンでは彼のアルバムが売れたらしくとても人気があるそうで、その流れでジョー・ピズーロ、ケヴィン・レトゥーとトリオでのライブ・アルバムをリリースしています。こちらもライブとか関係なく素晴らしい内容です。
ジョー・ピズーロ、ケヴィン・レトゥーとトリオでのライブ・アルバムは、Cruisin' Musicさんから購入いたし、その音に満足しております。
あれは、「ライブの臨場感を楽しむ」ためのアルバムというよりも純粋にその音楽を楽しめますよね。
ビル・チャンプリンが脱退したシカゴのツアーに代役として参加するそうです。9月の来日公演も?
初めまして
初めましてHYUさん。
Bill ChamplinがChicagoを脱退したニュースは知っておりましたが、後釜がこのLou Pardiniですか。
Lou Pardiniはどちらかというとバラード・シンガーだと思いますが。
まあ、Chicagoにはもう一人のヴォーカリストJason Scheffがいますので、上手く歌い分けるのでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
Bill ChamplinがChicagoを脱退したニュースは知っておりましたが、後釜がこのLou Pardiniですか。
Lou Pardiniはどちらかというとバラード・シンガーだと思いますが。
まあ、Chicagoにはもう一人のヴォーカリストJason Scheffがいますので、上手く歌い分けるのでしょうね。
これからもよろしくお願いいたします。
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