2009-08-08
Uptown Horns / The Uptown Horns Revue (1994)

それこそ、The Rolling Stones、Peter Wolf、Albert Collins、Tom Waits、Cameo、ZZ Hill、Joan Jettなどいろいろなジャンルのアーティスト・バンドのアルバムでホーン・セクションとして参加しております。
本日紹介するアルバムは、そんなUptown Hornsの1994年のリーダー・アルバムです。
Uptown Hornsとしては、1983年に"A Shot in the Dark"という1stアルバムを出しており、本作は2枚目に当たります。
いろいろなバンド・アーティストのバックを務めているということは、それこそミュージシャンから信頼も厚いのでしょうか、本作にも有名ミュージシャンがゲスト参加しております。
ホーン・セクションによるリーダー・アルバムということで、ジャズやフュージョンっぽいサウンドを連想されますが、これがブルース主体の音作りをしておりますが、音の装飾にファンクがあったりロックがあったりで、いろいろな味付けがとても楽しめます。
ベースとなるミュージシャンを見ると、Ira Seigel (G)、T.M. Stevens (B)などの名前があります。
他に初めて耳にする名前ですがDanny Draherという人物が殆どのナンバーでギターを弾いています。
1曲目の"Sugar Melts When It's Wet"にはAlbert Collinsがゲスト参加しており、ファンキーでブルージーなご機嫌なナンバーです。
Albert Collinsはヴォーカルとおそらくギターも彼だと思います。
2曲目の"Never Goin' Down That Road Again"にはBen Houston(初めて耳にするアーティストですが)が参加しております。
これもポップなメロディを持ったブルース・ナンバーで、Ben Houstonのヴォーカルには味があります。
3曲目の"Imaginary People"にはBernard Fowler(Rolling Stonesでバッキング・ヴォーカルなどを担当している黒人のヴォーカリスト)が参加しております。
ファンキーでカッコ良いナンバーです。
4曲目の"Tell Me What You Want"にはSoozie Tyrell(Bruce Springsteenでのセッションで活躍している黒人女性ヴォーカリスト・ヴァイオリニスト)が参加した、メロディアスなブルージーなナンバーですが、かなりAORしております。
5曲目の"Trust Me"のはKeith RichardsとPeter Wolfがゲスト参加しております。
リード・ヴォーカルはKeith Richardsが執っております。
Keithのソロ・アルバムでも聴いているような感じです。
6曲目の"You Don't Realize"には再びBernard Fowlerが参加。
メロディアスなバラード・ナンバーで、これもいけます。
7曲目の"Marylou's"は再びSoozie Tyrellが。
ビッグ・バンド・ジャズ・スタイルにロックンロールが被さった音がとても魅力的です。
このナンバーは聴きものです。
8曲目の"I'm Dealin'"は再びAlbert Collinsが参加。
もちろん、サウンドはブルースで、これがとてもカッコ良いときています。
9曲目の"Open The Door To Your Heart"は再びBernard Fowlerがヴォーカルを執っています。
ポップでとても聴きやすいナンバーです。
ラストの10曲目"Odds Are Good That The Goods Are Odd"はBen Houstonがヴォーカルを担当。
ミディアム・スロウなブルージーなナンバーですが、曲の出来が良いです。
さすが、ホーン・セクションによるリーダー・アルバムだけあって、全曲にわたって、ホーン・セクションは素晴らしいです。
Amazonを覗くと中古商品が694円から売っておりますが、ブルースが好き、ホーンの音が好きだったら、この値段だったら買いでしょう。
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