2009-08-13
Eddie Money / Unplug It In (1992)

Eddie Moneyは1977年に"Eddie Money"でレコード・デビューしたロック・ミュージシャンで、いわゆるAORアーティストとは違いますが、"Maybe I'm A Fool"はAORファンにも受け入れられるなど、作品の多くはロックを基調としているものの、サウンド・スタイルはまさにAdult Oriented Rockしており、私は、AORアーティストだと思っております。
また、彼は、2006年に"Wanna Go Back"というカヴァー・アルバムを久しぶりに発表し、健在ぶりを示し、現在も精力的にライヴ活動を行っているものの、彼の全盛期はデビューの70年代後半から80年代までで、その間、1977年に"Eddie Money"(#37)、1978年に"Life for the Taking"(#17)、1980年に"Playing for Keeps"(#35)、1982年に"No Control"(#20)、1983年に"Where's the Party?"(#67)、1986年に"Can't Hold Back"(#20)、1988年に"Nothing to Lose"(#49)の7枚のオリジナル・アルバム(数字は全てビルボード誌のチャート)を出しております。
本日紹介する"Unplug It In"はそうい意味で、彼の70年代、80年代を総括するようなアルバムですが、いかんせん収録曲が少な過ぎます。
実際のコンサートでは、沢山のナンバーを演ったのだと思いますが、ここに収められているの全7曲です。
どうせアルバムを出すのであれば、フル・レングスで出せば?と思うのですが。
Eddie Moneyの魅力は何といっても少し掠れたような彼のヴォーカルと、洗練されているにも拘わらず、ストリート系の音楽を感じさせるところでしょうか?
AORほど軟じゃなく、きちんとロックしているけどもメロディアスで洗練されている、そんな感じでしょうか。
このアルバムには、1991年に発表した"Right Here"から、" She Takes My Breath Away"と"Fall In Love Again"の2曲が、1stの"Eddie Money"から、"Two Tickets To Paradise"、"You've Really Got A Hold On Me"と"Save A Little Room In Your Heart For Me"の3曲が、1978年の2ndアルバム"Life For The Taking"から"Gimme Some Wate"が、そして1980年の3rdアルバム"Playing For Keeps"から"Trinidad"が選曲されております。
いわゆる、彼のヒット・ナンバーはあまり選ばれておらず、どちらかというと渋い選曲となっておりますが、どのナンバーもオリジナルと違い、アコースティック・ライヴと言いながらも、Eddie Moneyの力強いヴォーカルを聴けて、かなり楽しめます。
やはり、"Two Tickets To Paradise"や"Trinidad"などは聴いていて惚れ惚れします。
このコンサートでの他のナンバーも聴いてみたいですね。
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