2009-10-05
Anointed / Under The Influence (1996)

市内のGEOで100円で手に入れたものですが、購入のきっかけは、レコード・レーベルでした。
CCMの有名レーベルのWORD Music (Myrrh Records)だったからです。
これが期待した以上の出来でした。
それほどR&B色は強くなく、ほぼAORした内容で、曲の出来もそこそこでしたので、100円はお買い得でしたね。
このAnointedは私は初めてでしたが、1993年に"Spiritual Love Affair"でアルバム・デビューし、The Call (1995)、Under The Influence (1996)、Anointed (1999)、If We Pray (2001)、The Best Of Anointed (2003)、Now Is The Time (2005)とスタジオ・アルバム6枚とベスト・アルバムを1枚出しているんですね。
この"Under The Influence"は彼らの3rdアルバムですが、最も売れたのが2ndの"The Call"らしいです。
それでも、この"Under The Influence"ですが、冒頭にも書いたとおりR&B色はそれほどではなく、メロディアスなバラード風ナンバーが多く収められてAORアルバムとなっております。
メンバーは、当初、Steve Crawford、Da'dra Crawford-Greathouse、Mary Tiller-Woods、Nissi Walls-Allenの4人の男性1人、女性3人の黒人ヴォーカル・グループとして結成されたようですが、この3rdでは、Mary Tiller-Woodsが既に抜けたようです。
タイトル・ナンバーの1曲目"Under The Influence"はシングル・カットされたナンバーらしく、アコースティカルでメロディアスなAORナンバーです。
3人によるソロやコーラスがとても素敵なナンバーで、バックのサウンドもとても良いです。
2曲目の"Waiting In The Wings"はChristopher Crossが書きそうなメロディアスなAORナンバーに仕上がっており、Goodです。
3曲目の"Adore You"でのメイン・ヴォーカルはSteve Crawfordが執っておりますが、これがまた素晴らしい出来のメロディアスなバラード風のAORナンバーなんですね。
これは聴きものです。
4曲目の"Get Ready"はDa'dra Crawford-GreathouseとNissi Walls-Allenのどちらがリードを執っているか判りませんが、少しばかりファンキーなサウンドにピッタリのヴォーカルですし、もちろん歌は上手いです。
5曲目の"Take Me Back"はバックのピアノとストリングスが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
バックのDann Huffのギターのトーンも素晴らしいですね。
Dann Huffのハードなギター・プレイも良いですが、こんなソフトな感じのプレイもいかしてますね。
6曲目の"Do"もコーラス・ワークがいかしたメロディアスなナンバーです。
7曲目の"Answer To My Prayer"は、これまたメロディアスなバラード・ナンバーで、出来も素晴らしいです。
バックの音もかなり良いです。
8曲目の"Walking In The Light"ももろAORしたナンバーです。
とにかく3人によるソロ、コーラスが最高に素敵です。
バックのギターにはDann Huffも参加しているようですが、ギターの音、とてもカッコ良いです。
9曲目の"Come Unto Me"はSteve Crawfordのファルセットとバックの2人のコーラスが素敵なゴスペル風のメロディアスなナンバーです。
10曲目の"Us"はアカペラ風のコーラスがいかしたこれまたメロディアスなナンバーです。
ホント、この人たちのコーラスって最高です。
ラストの"Under The Influence"は、ギタリストをDann Huffに変えての1曲目のミックス違いのナンバーです。
ギターが違うだけで、かなり雰囲気も変わります。
1曲目よりファンキーさが増した感じで、出来は最高です。
ブラコンのファンよりもAORファンにお勧めの1枚だと思います。
それもかなりお勧めの。
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