2009-10-06
Gerald Alston / Open Invitation (1990)

発表されたアルバムを見ていただいて判るとおり、The Manhattansの黄金期のヴォーカリストでした。
この間、1976年に"Kiss and Say Goodbye"が全米1位を記録したほか、"Shining Star"、"I'll Never Find Another (Find Another Like You)"、"Just One Moment Away"、"Forever By Your Side"、"Am I Losing You"などのヒットを飛ばし、The Manhattansの看板ヴォーカリストとして活躍しました。
その後、ソロ・アーティストとして、Gerald Alston (1987)、Open Invitation (1990)、Always In The Mood (1992)、First Class Only (1993)、Sings Sam Cooke (2008)と5枚のソロ・アルバムを出しております。
本日紹介するアルバムは彼の2ndアルバム"Open Invitation"です。
そのサウンドは、まさにThe Manhattansに通じる本物のソウル、ブラック・コンテンポラリー・ミュージックです。
これでもか、と迫るGeraldのソウル・フィーリング溢れたヴォーカル・ナンバーばかりが収められた最高の1枚に仕上がっております。
1曲目の"Slow Motion"は最高にいかしたメロディアスなブラコン・ナンバーで、囁きかけるGeraldのヴォーカルから始まるナンバーです。
ホント、蕩けそうなバラード・ナンバーです。
曲全体も素晴らしく、申し分ありません。
2曲目の"Getting Back Into Love"はJimmy Varnerのピアノがいかした、これもミディアム・スロウの蕩けそうなメロディアスなナンバーです。
バックの女性コーラスがそそります。
3曲目"Don't You Know How I Feel"はGerald Albrightの切そうなサックスから始まるナンバーで、これまた本当にいかした1曲です。
4曲目の"I'll Go Crazy"は軽めでポップな感じのナンバーです。
Geraldのヴォーカルも軽めですが、ソウルしております。
5曲目の"Never Give Up"はGeraldのファルセットっぽいヴォーカルが素敵なメロディアスなナンバーで、ここでもバックの女性コーラスとてもいかしております。
また、Jeff Porcaroのドラムスとソロではありませんが、Paul Jackson,Jr.のギターもいかしてます。
6曲目の"Tell Me This Night Won't End"はBrenda Russellとのデュエット・ナンバーで、とてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
黒人の男性と女性のデュエット・ナンバーって、どうして素晴らしいナンバーが多いのでしょうね。
このナンバーでもドラムスはJeff Porcaroが、そしてSteve Lukatherが官能的なギター・ソロを聴かせてくれております。
7曲目の"Open Invitation"は打ち込み主体のファンキーなナンバーですが、Gerald Albrightのサックスが良い味を出しております。
どことなく感じが、Delegationの"Eau De Vie"に入っていても違和感がない都会的なメロウなファンク・ミュージックです。
8曲目の"Still In Love"も都会的でメロウなブラック・コンテンポラリー・ミュージックといった感じのナンバーでお勧めです。
ラストの9曲目"Any Day Now"も打ち込み主体のナンバーですが、メロディアスでポップで曲自体というかメロディの出来が良いの全く気になりません。
シングル・カット向きのホントPOPなナンバーです。
捨て曲が殆ど無い強力な1枚で、ブラコン・ファン、AORファンにお勧めの1枚です。
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コメント
最近ミッドナイトがお気に入りなので、これを期にハマってみます!
Gerald Alston
さすがThe Manhattansの看板シンガーらしい出来です。
このアルバムのほか2枚ほど手に入れました(結構安い価格で)。
それらもかなり良かったです。
このアルバムのほか2枚ほど手に入れました(結構安い価格で)。
それらもかなり良かったです。
ただいま酔いしれてます。ルカサーのギターは弾きすぎないところがまたまた魅力ですね。歌を大事にする。歌もここまで上質だとバックもやりがいがあるでしょうね。まさに本当に捨て曲なし。緩急の並びも素敵です。この歌声にこのアレンジ、極上な気分です
Gerald Alston
気に入っていただき、とても嬉しいです。
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