2009-10-09
Johnnie Taylor / Just Ain't Good Enough (1982)

その後、1957年にSam Cookeが在籍していたゴスペル・グループThe Soul StirrersにSam Cookeの後釜として参加し、そして1961年にSam Cookeが設立したレコード・レーベルSAR Recordsから1962年に"Rome Wasn't Built In A Day"でソロ・デビューを飾っております。
1966年にはStax Recordsに移籍し、8枚のアルバムを出しております。
Stax時代の1968年に"Who's Making Love?"というシングルを発表し、これがBillboard Hot 100で5位、R&Bチャートで1位を記録する大ヒットとなりました。
1970年代に入るとColumbia Recordsに移籍し、1976年には"Disco Lady"がBillboard Hot 100で4週連続1位となるJohnnie最大のヒット・シングルとなりました。
1980年代には、Columbia Recordsを離れMalaco Recordsに移籍しそこそこの枚数のアルバムを発表しますが、2000年の心臓病により他界いたしました。
そのJohnnie TaylorがColumbia Recordsを離れMalaco Recordsに移籍するまでの短い期間だけ在籍したBeverly Glen labelから1982年に発表したアルバムが本日紹介する"Just Ain't Good Enough"です。
このアルバムからは、"What About My Love" と"I'm So Proud"がシングル・カットされR&Bチャートでヒットしております。
さすがにSam Cookeに見出されただけあり、歌も最高に上手いですし、ソウル・フィーリング溢れたヴォーカルも素晴らしいです。
1曲目の"What About My Love"はシングル・ヒットしただけあって、メロディ最高のメロウなナンバーに仕上がっており、このナンバーだけでお釣りがきそうです。
極上のディスコティークしたナンバーで、Johnnieのヴォーカル、バックの女性コーラス、バックのストリングスを含むサウンド、どれをとっても最高です。
2曲目の"Don't Wait"はメロディアスで最高にいかしたバラード・ナンバーです。
これぞソウル・バラードといった感じで、もう蕩けそうです。
3曲目の"I'm So Proud"はミディアム・スロウのソウル・ナンバーです。
これまたメロディアスなナンバーで、本当にいかしてます。
4曲目の"Just Ain't Good Enough"は若干ファンキーなナンバーで、Johnnieのヴォーカルも素敵ですが、ピアノの音、ベース、サックス、ストリングスがおりなす、バックの音もかなりのものです。
5曲目の"I Need A Freak"はとてもファンキーなナンバーで、Johnnieのソウルフルなヴォーカルがいかしてます。
ラストの6曲目"Reaganomics"もディスコティックなファンキーなナンバーです。
バックの音はフュージョン的でもあります。
レコードではA面(1曲目から3曲目)スロウ・サイド、B面(4曲目から6曲目)がファンキー・サイドという作りだったんでしょうね。
メロウなナンバーばかりで、ブラコン・ファンだけじゃなくAORファンからもかなりの支持を得そうなアルバムだと思いますね。
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