2009-10-11
Randy Crawford / Rich And Poor (1989)

先ずジャケットが素敵ですよね。色合いとかが。
Randy Crawfordは、日本では、1991年にフジテレビで放送されたドラマ「もう誰も愛さない」の挿入歌に用いられた"Almaz"(邦題:「スィート ラブ」)が特に有名ですが、このナンバーは、1986年にヒットし、UKシングル・チャートの4位にランクインされました。同曲は、1986年に発表したアルバム"Abstract Emotions"にも収められているナンバーです。
本日紹介する"Rich And Poor"はジャケットだけでなく、中身も最高です。
カヴァー曲が多く収められておりますが、選曲も良いですし、アレンジも素晴らしいと思います。
1曲目の"Knockin' On Heaven's Door"はもちろんBob Dylanのペンによるナンバーで、Eric Claptonのカヴァー・ヴァージョンがとても有名なナンバーです。
このナンバーでは、そのEric Claptonがバックでギター・ソロを弾いておりますし、David Sanbornのサックスが最高にいかしてます。
こんなナンバーを1曲目に持ってきたら、ホント期待してしまいますよね。
そんな期待を裏切らないのが、2曲目の"Every Kind Of People"です。
このナンバーは元FreeのAndy Fraserのペンによるナンバーですが、こちらもRobert Palmerのカヴァーが大ヒットしたナンバーです。
このナンバーも最高にいかしてます。
3曲目の"Wrap-U-Up"は美しいピアノから入るメロディアスなバラード・ナンバーです。
Randy Crawfordの歌の上手さが光るナンバーです。
4曲目の"This Is The Love"はMadonnaが演りそうなスロウなダンス・ミュージックといった感じのナンバーで、メロディも良いですし、とてもいかしてます。
5曲目の"Seperate Lives"はバックのフェンダー・ローズやピアノの音が美しいメロディアスなスロウ・バラードのナンバーです。
これは聴きものです。
6曲目の"Believe That Love Change The World"は軽い感じのポップなナンバーで、ほぼAORしてます。
7曲目の"Rich And Poor"はバックのプレイ(特にサックス)がとてもいかしたメロディアスなナンバーで、これもかなりいかしてます。
8曲目の"Cigarette In The Rain"はジャジーな感じですが、仕上がりはとてもポップです。
9曲目の"Love Is"はKen GoldとBilly Oceanのペンによるナンバーで、メロディアスなAORしたナンバーに仕上がっており、好感の持てるナンバーです。
10曲目の"I Don't Feel Much Like Crying"はBabyfaceのペンによるスロウなブギ風のとてもメロディアスで聴きやすいナンバーです。
この曲の出来もかなり素晴らしいです。
ラストの11曲目"All It Takes Is Love"はRandy Crawford自作のナンバーです。
さすが自作だけあって、自分の声にピッタリのメロディアスで良く出来たナンバーだと思いますね。
ブラコンのシンガーって男性も女性も問わず、ホント、歌の上手い人が多いですよね。
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