2009-10-22
Ghost / The Other Side (1995)

しかしながら、このGhostですが、メンバーに元AtlanticのドラマーPhil Ridden(メロディアス・ハード・ロックのファンであればバンド名は知っているけどドラマーの名前までチェックしているかどうか)が在籍していたバンドだそうです。
このGhostもこのアルバム1枚を残しすでに存在しておりません。
アルバム・タイトルは"The Other Side"で1995年に発表されております。
私がこのアルバムを知ったのは、「Rock Avenue」という国内のメロハー専門のネットショップで、ショップでのこのアルバムの紹介文には、「先頃唯一のアルバムが再発となりメロディック・ロック・マニアを喜ばせたイギリス産メロディアスHRバンド「ATLANTIC」のドラマーがATLANTIC解散後に結成した産業ロック/AORバンドが'95年にリリースした唯一のアルバムです。ATLANTIC同様このバンドも極上の産業ロック/AORを聴かせるバンドでメロディック・ロック・マニア100%必聴の名作になっています。JOURNEY、MARK FREE、ARRIVAL、UNRULY CHILD、SIGNAL、JOHN WAITE、JEFF PARIS、DAN LUCAS、STAN MEISSNER、BRYAN ADAMS、HEARTLAND等を彷彿とさせる極上チューンが数多く収録されています。#1曲目はMARK FREEとJEFF PARISを合わせたような超名曲です!」とあり、これが購入のきっかけでした。
もうこの紹介文を見ただけで、メロハー・マニアや産業ロック・ファンは買い物カゴのボタンをチェックしてしまいますよね。
この紹介文のとおり1曲目の"Can't Stop"はメロハー・ファン、産業ロック・ファンは泣いて喜ぶような名曲だと思いますね。
出だしのギター・ソロといい曲のメロディや全体の完成度などもう申し分の無いですね。
ボーカルもMark Free似(歌の上手さじゃ、Mark Freeより若干落ちますけど)で雰囲気最高のナンバーです。
2曲目の"Brand New Start"はこれまたメロディアスなパワーバラード風のナンバーで出来もかなりのものです。
とてもAORしております。
3曲目の"Country Boy"はアルバムの中ではどちらかというとハード目なスロウなブギ調のナンバーです。
バックのギター・プレイがとてもいかしたナンバーです。
4曲目の"Ten Years"は泣きのギター満載のメロディアスなこちらもスロウなブギ調のナンバーですが、曲の出来はかなりなものです。
お勧めです。
5曲目の"Send Me Somebody"はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
曲の盛り上がりも十分です。
6曲目の"Should Have Been Me"も出だしのギター・ソロがカッコ良いメロディアスな産業ロックしたナンバーです。
サウンドのポップでとてもいかしてます。
7曲目の"Get On The Bus"はこのアルバムの中で最もハードなナンバーですが、とても聴きやすいメロディアスハード・ロックに仕上がっております。
8曲目の"He'll Let You Down"もアコースティカルなバラード・ナンバーですが、メロディ位の起伏が少なくどことなく物足りなさも感じます。
9曲目の"Rescue Me"はレイド・バックしたアメリカン・ロック風のナンバーです。
悪くは無いのですが、他の曲がかなり良い出来ですのでそう感じるのかも。
ラストの10曲目"The Other Side"はバンド名やジャケットを連想出来そうなプレグレ・タイプのナンバーです。
バックの音はもうプログレですね。
紹介文にMark Free、Arrival、Unruly Child、Signalといったアーティストやバンドを引き合いに出しておりますが、おそらくヴォーカルがMark Freeに似ているからだと思います。
ただし、冒頭にも書きましたがMark Freeより若干落ちますが。
それでも、アルバムの出来はレベルもかなり高いと思いますよ。
既に廃盤のようでレア化しておりますが、メロハー・ファンや産業ロック・ファンは必聴の1枚だと思いますね。
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