2009-10-25
Lisa Hartman / 'Til My Heart Stops (1987)

女優でシンガーで、過去に"Lisa Hartman" (1976)、"Hold On" (1979)、"Letterock" (1982)、と本日紹介します"'Til My Heart Stops" (1987)と4枚のアルバムを発表しております。
一方、女優業として、1977年にスチュワーデス役として"Murder at the World Series"への出演を皮切りに既におよそ30本もの映画に出ております。
1956年生まれということですから、既に53歳となっておりますが、30年近く前の映画のスチールを見ると、本当に美人です。
さらに、歌もかなり上手いときてますので、天は二物を与えたということでしょうか。
昨年Wounded Bird Recordsからリ・イッシューされたアルバムですが、実はそれまで、まるでノー・チェックで、彼女の名前もその時が初めてでした。
ジャケットを見てずっと気になっていたアルバムでした。
で、Lisa Hartmanをネットで検索するとカントリーとして紹介されていたこともあり、発売から今までスルー状態でしたが、バック・ミュージシャンにギターがMichael Landauで、サウンドもハードポップ調ということで、この度やっと手に入れました。
Wounded Bird Recordsのアルバムも中にはもう既に廃盤もあったりで、そうなる前に手に入れて置こうと考えたわけですが。
そして、このアルバムを聴いた時は、これが正解だと思いました。
全くカントリー臭はなく、極上のAORよりのハードポップのアルバムでした。
1曲目の"Tempt Me (If You Want To)"はJude ColeとLisa Hartmanのペンによりメロディアスなハードポップしたナンバーです。
Lisaの歌も上手いですし、バックのプレイも最高です。
ほぼ全編でMichael Landauがギターをプレイしておりますが、これがまたカッコ良いです。
2曲目の"I Don't Need Love"はゆったりとした感じのメロディアスなモロAORしたナンバーです。
出来も素晴らしく、お勧めの1曲です。
3曲目の"Ooh, I'm Satisfied"はモダンな感じの産業ロックしたナンバーで、マイナー調のメロディがとてもいかしてます。
このアルバムの一押しかも。
4曲目の"I Can't Get You Out Of My System"はポップでメロディアスなAORナンバーです。
それにしてもMichael Landauのギターはカッコ良いです。
5曲目の"Tender Kiss"はメロディアスなモダン・ポップといった感じです。
6曲目の"The Dress"はメロディアスなパワー・バラード風のナンバーで、ここではWaddy Wachtelがギター・ソロを弾いております。
このナンバーの出来もかなりなものです。
7曲目の"How Many Rivers"はミディアム・スロウのAORナンバーです。
8曲目の"Imagination"はエレポップしたモダンな感じのナンバーで、Timothy B. Schmidtがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
ラストの9曲目"'Til Heart Stops Beating"はメロディアスで盛り上がるバラード・ナンバーで、この曲をアルバム・タイトルに持ってきたのも頷けます。
とても良く出来たAORナンバーです。
この"'Til Heart Stops Beating"ですが、ハードポップ・ファンもAORファンもおそらく納得していただけるアルバムだと思います。
私はかなり気に入りました。
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