2009-10-29
Al Jarreau / Jarreau (1983)

発表は、1983年。
Jay Graydonが最も脂が乗っていた時期で、AORアルバムとしても秀逸です。
例によって、バック・ミュージシャンは、Jeff Porcaro、Abe Laboriel、David Foster、Steve Gadd、Michael Omartian、Bill Champlin、Richard Page、Robbie Buchanan、Steve George、Steve Porcaro、Greg Mathieson、そしてギターはもちろんJay Graydonが担当。
元々ジャズ・ヴォーカリストで、1978年に"Look To The Rainbow"が、1979年に"All Fly Home"がグラミー賞の最優秀ジャズ・ボーカル・アルバム賞を受賞しましたが、Jay Graydonがプロデュースした1981年の"Breakin' Away"、1983年の本作、1984年の"High Crime"によってポップ・フィールドでも名前が知られるようになり、
"Breakin' Away"は、Best Male Pop Vocal Performance部門でグラミー賞を受賞し、同アルバムに収録されていたナンバー"(Round, Round, Round) Blue Rondo A La Turk"は最優秀ジャズ・ボーカル賞を受賞しました。
また、"High Crime"もBest Male Rhythm & Blues Vocal Performance部門にノミネートされました。
さらに、1993年には"Heaven And Earth"で最優秀R&Bボーカルを受賞し、Al Jarreauはジャズ、ポップ、R&Bの3部門にまたがってグラミー賞を獲得した、最初の個人となっております。
1曲目の"Mornin'"はAORのど真ん中のナンバーで、David Fosterのフェンダー・ロースが最高のメロディアスで素晴らしいナンバーに仕上がっております。
もうこのナンバーは、Graydon-Fosterしております。
2曲目の"Boogie Down"はMichael OmartianのシンセとJerry Hey、Chuck Findley、Gary Grant、Bill Reichenbachなどのホーンズがカッコ良いファンキーなナンバーに仕上がっております。
Al Jarreauのヴォーカルもいかしてますし、Richard Page、Bill Champlinのバッキング・ヴォーカルも素晴らしいです。
3曲目の"I Will Be Here For You"はRobbie Buchananのフェンダー・ローズがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
Steve Georgeがシンセを奏でており、Pagesにも通ずるナンバーです。
4曲目の"Save Me"は再びDavid Fosterのファンダー・ローズが素晴らしいジャジーなバラード・ナンバーです。
5曲目の"Step By Step"はタイトルどおりとても軽快でポップなAORナンバーに仕上がっております。
6曲目の"Black And Blues"はJeff Porcaroのドラミングがいかしたファンキーなナンバーです。
Earth Wind & Fire風のホーンが堪らないです。
また、Jay Graydonのギター・ソロを堪能できます。
7曲目の"Trouble In Paradise"はGreg Mathiesonのフェンダー・ローズが素晴らしいメロディアスなAORナンバーです。
8曲目の"Not Like This"はJeremy Lubbockのペンによるジャジーなナンバーで、Jerryはフェンダー・ローズを担当しております。
Al Jarreauのヴォーカルが光るナンバーです。
ラストの9曲目"Love Is Waiting"は再びEarth Wind & Fireタイプのホーンが入ったメロディアスで軽快な感じのAORナンバーです。
とてもポップに仕上がっております。
さすがJay Graydonのプロデュースで、良く出来たAORアルバムです。
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コメント
ど真ん中直球ストレートですよね、久しぶりですねこんなど真ん中を載せられるのは(笑)
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