2009-11-04
Jon Mark / Songs For A Friend (1975)

Mark-Almond解散後の1975年に発表されたジョン・マークの初ソロ・アルバムです。
Sony Music Storeでのこのアルバムの紹介文には、「この美しい佳曲に溢れたアルバムは人の一生をテーマにし、人生の機微を四季の移り変わり、航海の旅のように歌い語ります。ジョン・マークがそれまで自分のサウンドとしてきたジャズ、ロック、フォークの混合ユニットとしてきたマーク=アーモンドを離れて、一人深く豊かな音楽表現を成しえたことは、まさに驚嘆に値することです。74年から曲を書き、ロンドン、パリ、ミュンヘン、さらにはカリフォルニアのカーメルの静かな自然のなかで完成させたアルバムです。アルバムはシンプルでクラシカル・オーケストラ本位のアレンジ、プロデュースはサイモン&ガーファンクルのロイ・ハリー,ジャズ界からはロン・カーターが、「明日に架ける橋」の印象的なピアノのラリー・ネクテルが参加しています。非の打ち所の無いアルバムです。」とあります。
この紹介文はかなり核心を付いていると思いますね。
Mark-Almondはジャズ、ロック、フォークの混合ユニットでAORファンからも高い支持を得ており、特に、1978年に発表された"Other Peoples Rooms"はMichael Franksにも通じるサウンドで、彼らを一躍有名にしたアルバムでした。
もちろんこの1stソロ・アルバムも十分AORファンを納得させるアルバムですが、聴きようによっては、ヴォーカル入りのニュー・エイジ・ミュージックとも言えるかも。
とにかく全体的にピアノとかストリングスのサウンドが美しいんですね。
1曲目の"Signal Hill"はそんな美しいピアノ・ソロから入るナンバーで、曲もメロディアスでもう言うことないですね。
ピアノのほかウッド・ベースの音が最高です。
2曲目の"Joey"はアコースティック・ギターから入るこれまたメロディアスなナンバーで、ストリングスがホント美しいです。
3曲目の"Ballad Of The Careless Man"もピアノとウッド・ベースが印象的な盛り上がりのあるナンバーです。
また、Jon Markのヴォーカルも情感豊かですし、バックの女性ヴォーカルもかなり良いです。
4曲目の"Someday I'll Build A Boat"はアコースティック・ギターが素晴らしいメロディアスなナンバーです。
5曲目の"The Bay"はクラシカルなピアノが印象的なメロディアスなとても良く出来たナンバーで、心が洗われる感じです。
かなりお勧めです。
6曲目の"Liars Of Love"は、これまた映画のワン・シーンにでも使えそうな、情感豊かなピアノの音が素晴らしいナンバーです。
ストリングスも素晴らしいですし、このアルバムの一押しかも。
7曲目の"Alone With My Shadow"は出だしのハープシコード(?)がとても印象的な美しいナンバーです。
8曲目の"Old People's Homes"は物哀しそうなピアノの音から入るしっとりとした感じのナンバーです。
この曲も美しいですね。
ラストの9曲目"Carousel"は美しいストリングスから入るナンバーで、全体的にクラシックしております。
ここでのJon Markはバックのクラシカルな演奏をバックに囁いております。
昨日紹介したLiving Loudみたいなヘヴィ・メタルしたアルバムの次にこのJon Markを聴いたら落差が大きすぎますね。
私は色々なジャンルの音楽を聴きます。
いつも思いますが、音楽って本当に素晴らしいですよね。
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コメント
あ、これは未チェックでした!Mark-Almondのあの雰囲気いいジャケットとあの音はなかなかかっぱえびせんを思わせる止められない好感をもらいました。試聴もしてきてこれは即注文させていただきました!。
Jon Mark
試聴されたんだったらわかると思いますが、全体的にピアノとかストリングスのサウンドが美しく、ヴォーカル入りのニュー・エイジ・ミュージックといった感じで、心に滲みます。
昨日届きました。この季節にはさらに魅力的に楽しめます。
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