2009-11-08
Herb Alpert / Rise (1979)

日本では、ニッポン放送系の深夜ラジオ番組、『オールナイトニッポン』のテーマソングとして"Bittersweet Samba"が長年使われ、親しまれており、この曲で彼を知る人が最も多いと思います。
その後、さらに彼を知らしめたのは、時はフュージョン・ミュージックが持て囃されていたこの日本を含むワールドワイドに、本日紹介する1979年に発表されたこの"Rise"が商業的に成功したことだと思いますね。
日本では、このアルバムからは、タイトル・ナンバーの"Rise"がヒット(同曲は1979年にマツダ・サバンナRX-7のCM曲に起用された)し、1980年から1986年にかけて、"Beyond"から"Wild Romance"までのソロアルバムの収録曲がキリン・シーグラムのウイスキー「ロバートブラウン」のCM曲に起用され(使用されたナンバーは、"Beyond"、"Magic man"、"Fandango"、"Route 101"、"Red Hot"、"Catch Me")、この日本でも飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
アルバムはとても仰々しい感じの"1980"から始まります。
2曲目の"Rise"は大ヒットしたのも当然のメロディアスなナンバーで、当時、ヘヴィ・ローテーしておりました。
ディスコティックしたフュージョンでもうご機嫌です。
3曲目の"Behind The Rain"はアクション映画にでも使えそうなファンキーながらメロディアスなナンバーです。
4曲目の"Rotation"はバックの音はリズミックですが、Harb Alpertのトランペットは泣いています。
5曲目の"Street Life"はThe Crusadersのカヴァーです。
オリジナルには若干負けますが、雰囲気はかなり良いです。
ノリの良いディスコティックでファンキーに仕上がっております。
6曲目の"Love Is"はBill Withersのペンによるヴォーカル入りのナンバーですが、ヴォーカルはHerb Alpert自身が歌っているようです。
7曲目の"Angelina"は、Pete SinfieldとGary Brookerのペンによるナンバーです。
カリプソ風にアレンジしております。
ラストの8曲目"Aranjuez (Mon Amour)"はクラシックの名曲「アランフェス・コンチェルト」をHerb Alpert流にアレンジしたものです。
この"Rise"ですが、長らく廃盤状態でそこそこんの価格で取引されていたようですが、2007年にリ・イッシューされ、曲順を一部変更し、ボーナス・トラックを追加しております。
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