2009-12-02
Bert Heerink / Better Yet... (2009)

1stアルバムは以前このブログでも紹介しましたが全曲カヴァー・アルバム、2nd、3rdはカヴァー曲にオリジナルを追加したアルバムで、3作全て母国語のオランダ語で歌われておりました。
2006年に"Purify"というアルバムを出しておりますが、これについては情報がないので判りません。
1stアルバムを紹介した時にも書きましたが、これが結構良く出来ていて、ロック・ファンであれば皆が知っているようナンバーをカヴァーしているので、オランダ語でも殆ど違和感無く聴けました。
そして本日紹介するアルバムは、ハードロック・ハードポップ御用達のネット・ショップAOR Heavenから2009年に発表された"Better Yet..."というアルバムです。
このアルバムは全曲英語ヴァージョンで、他人の曲を取り上げてはおりますが、プロデューサーのMichael Vossのナンバーが収められたオリジナル・アルバムです。
サウンドは、メロディックロック・ハードポップでとても聴きやすいものとなっております。
1曲目の"Panic Attack"はシングル・カットされたナンバーで、Russ Ballardのペンによるナンバーです。
サビの部分を聴くと、Russ Ballardだと判ってしまう、そんなナンバーです。
"Since You Been Gone"タイプのナンバーです。
2曲目の"April"はMichael Vossが曲作りに参加しているナンバーで、メロディアスなフックに満ちたAOR調のいかした曲です。
3曲目の"Whose Side Are You On"もオリジナルでMichael Vossのギター・プレイがカッコ良いメロディック・ロックのナンバーです。
4曲目の"Falling Down"はHarem ScaremのHarry Hessのペンによるナンバーです。
さすがHarry Hessといった感じのミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、このアルバムの一押しでしょうか。
5曲目の"Love Is Like Heaven"はこれまたミディアム・テンポのメロディアスな曲に仕上がっております。
6曲目の"All Fired Up"はTony Martinのペンによるハードロックしたナンバーです。
7曲目の"Can't Make Me"はメロディアスなミディアム・テンポのAORしたナンバーです。
このナンバーの出来も良く、お勧めの1曲です。
8曲目の"Restless Heart"は再びTony Martinのペンによるナンバーで、ミディアム・テンポながら多分にロックしております。
9曲目の"Prescious"はこのアルバムの中で最もポップに仕上がったナンバーで、メロディもとてもいかしており、もうこれは完全にAORですね。
かなりお勧めです。
10曲目の"Signification"はちょっとばかり凝り過ぎなアレンジかなあ。
メロディアス度がイマイチです。
ラストの11曲目"Ain't No Pleasing You"はBob DaisleyのペンによるナンバーでDeep Purpleを連想させてくれます。
まあ、メロディック・ロックのファンにとっては、持っていても良い1枚だと思いますね。
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