2009-12-07
安全地帯 / 安全地帯 II (1984)

安全地帯は、1981年に井上陽水のバックバンドとして活動を開始し、1982年にキティレコードと契約し、「萠黄色のスナップ」でメジャーデビューしました。
1983年には1stアルバム「安全地帯I Remember to Remember」を発表し、同年にサントリー「赤玉パンチ」CMソングとして使用された「ワインレッドの心」で大ブレークし、一躍全国に知れ渡るようになりました。
80年代前半といえば、AORが席巻していた時期で、日本人アーティストのAOR大瀧詠一、山下達郎、伊藤銀次、角松敏生などがAORファンからも支持を得ており、その延長線上にこの安全地帯もいたと思います。
安全地帯は演奏のレベルも高いですし、玉置浩二の個性的なヴォーカルそして井上陽水の作品を取り上げるなど曲のセンスの良かったということも支持を受けた要因だったと思います。
その後も「恋の予感」、「熱視線」、「悲しみにさよなら」等の楽曲を立て続けにヒットさせ、特に80年代の安全地帯のナンバーはとてもセンスが良く、そういうこともあって、1980年代を代表する人気グループの地位を不動のものにしました。
1984年に発表されたこの2ndアルバム「安全地帯 II」は大ヒット・ナンバーの「ワインレッドの心」を含むアルバムで、彼らのベスト・アルバムだろうと、私は思っております。
このアルバムは当時ヘヴィ・ローテーしていたアルバムで、全曲ほぼ捨て曲無しの強力な1枚ですが、特に井上陽水の作詞、玉置浩二の作曲による「ワインレッドの心」、「真夜中すぎの恋」の2曲は最強のナンバーです。
元々井上陽水という人は「夢の中へ 」、「リバーサイドホテル」、「心もよう」、「いっそセレナーデ 」などとても良い曲を書く人で、他のフォーク・シンガーに比べ都会的な雰囲気のあるミュージシャンで、四畳半みたいなフォーク・ミュージックが嫌いな私でも、結構聴いていたアーティストでした。
「ワインレッドの心」はホント良く聴いていたナンバーで、カラオケなんかでもかなりの頻度で歌ってましたっけ。
若干キーが高目ですが、とても歌いやすいナンバーで、そんなこともあって大ヒットしたのでしょう。
出だしのギター・ソロと琴線に触れるメロディは何時聴いても名曲だと思いますね。
「真夜中すぎの恋」もこれまたメロディアスなヒット性抜群のナンバーです。
もうとにかく曲が良い!!ですね。
「眠れない隣人」もポップで跳ねた感じの曲調が良いですね。
「マスカレード」なんか聴いていても、玉置浩二っていう人は、ホントに良い曲を書く人だなあと思いますね。
「あなた」、「...ふたり...」、「La-La-La」なんかはメロディアスなバラード・ナンバーですが、出来が素晴らしいと思いますね。
「真夏のマリア」は雰囲気が「眠れない隣人」に似てますが、バックのギターのカッティングやドラムスの音がとても雰囲気があります。
「つり下がったハート」も曲全体の雰囲気が素晴らしいですよね。
「ダンサー」もポップでメロディアスなナンバーでいかしてます。
安全地帯ですが、本当に演奏のレベルは高いですし、特にギターのトーンはもう最高です。
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コメント
二年ほど前にkazuさんのアルバムに彼の名前を見つけて、また、その曲がそのアルバムにぴったりでビックリしました。
玉置浩二
Kazu Matsuiのアルバムに玉置浩二が参加していたアルバムがあったんですか?
2年程前ということは、"Pioneer"ですか?
アルバム持ってますので、ちょっと調べてみます。
2年程前ということは、"Pioneer"ですか?
アルバム持ってますので、ちょっと調べてみます。
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