2009-12-08
Dave Mason / Old Crest On A New Wave (1980)

翌年に"The Best of Dave Mason"を発表しますが、その後7年程オリジナル・アルバムは出さず、音楽活動を休止していた模様。
CBSでは、"It's Like You Never Left" (1973)、"Dave Mason" (1974)、"Split Coconut" (1975)、"Let It Flow" (1977)、"Mariposa De Oro" (1978)、そしてこの"Old Crest On A New Wave"の6枚のオリジナル・アルバムと"Certified Live" (1976)のライヴ・アルバムとソロになってから最も充実していた時期でしたので、レーベルを離れて充電期間を設けたのでしょうか。
CBS以前あるいは以後の彼のアルバムを聴いていても判りますが、やはりCBS時代の作品が群を抜いていると思いますね。
どのアルバムもメロディアスなロック・アルバムに仕上がっておりますし、この時期のDave MasonはTraffic時代のファン、George HarrisonやEric Claptonとのセッション時代のファンだけでなく、新たにAORファンからも支持を得ていた時期でもありました。
特にAORファンからは"Split Coconut"辺りが有名ですね。
本日紹介する"Old Crest On A New Wave"はCBS時代のアルバムですが、他のアルバムに比べそれほど知られたアルバムではありませんが、出来としてはJoe Wissertがプロデュース(ex: Boz Scaggs)しているせいか、内容としては良く出来たAORに仕上がっていると思いますね。
このアルバムの目玉は6曲目の"Save Me"に今は亡きMichael Jacksonが参加していることでしょうか。
バッキング・ヴォーカルではなく、殆どデュエットといった感じで、ファンキーな仕上がりのポップなナンバーです。
出来もかなり良いです。
ほかに1曲目の"Paralyzed"はフックに満ちたメロディアスなナンバーで、AORファンも納得の1曲です。
Dave Masonのギターをふんだんに聴くことが出来ます。
2曲目の"You're A Friend Of Mine"なんかもとてもポップなナンバーで、Dave Masonらしさが良く現れたナンバーです。
3曲目の"I'm Missing You"もCBS時代のDave Masonといったナンバーです。
4曲目の"Talk To Me"もフックのあるメロディアスなナンバーで、AORファンに受けそうです。
お勧めの1曲です。
5曲目の"Gotta Be On My Way"はMike Finniganのオルガンがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーで、もうほぼAORしておりますね。
とにかくメロディが素敵です。
7曲目の"Life Is A Ladder"は明るい感じのポップロックのナンバーで、Dave Masonのギターがいかしてます。
8曲目の"Tryin' To Get Back To You"もフックに満ちたメロディアスなナンバーで、これもAORファンに受けるナンバーだと思いますね。
9曲目の"Get It Right"はLes Dudekのペンによる若干スワンプした感じのナンバーです。
ラストの10曲目"Old Crest On A New Wave"は、これまたポップに仕上がったナンバーでお勧めです。
CBS時代の目立たないアルバムですが、かなり出来は良いと思いますよ。
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