2009-12-12
West Of Sunset / West Of Sunset (1992)

メロハーといいながらもハードさはあまり無く、パワーポップやAORの香りもするサウンドで、全曲捨て曲無しの強力な1枚です。
彼らの1992年の作品で、知る人ぞ知るSweden産の激レアアルバムとして、長年プレミアがつけられていた伝説の1枚だったそうで、最近ドイツのリ・イッシュー専門レーベルのNL Distributionsから再発されました。
1曲目の"Giving My Heart Away"はメロディアスなパワーポップ風のナンバーで、もう1曲目からこれじゃ期待するな、というのは無理な話です。
フックに満ちた最高にいかしたナンバーで、かなりお勧めですね。
2曲目の"West Of Sunset"はタイトルをプロジェクト名にするぐらいですから、彼らにとっては一押しのナンバーなんでしょうね。
それもその筈、このナンバーもとてもメロディアスな哀愁度たっぷりのパワー・バラード風のナンバーで言うことなしです。
3曲目の"Ocean Boulevard"はタイトルどおりウエスト・コースト風のメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
音にキレもあり、かなりいかしてます。
4曲目の"Now You're Gone"はどこか聴いたことがある哀愁のポップスという感じのバラード風のナンバーです。
とにかくメロディが素晴らしいですね。
5曲目の"Gimme Your Love"はこのアルバムの中では最もハードなナンバーですが、サウンドにキレがあるパワーポップ・ナンバーに仕上がっております。
6曲目の"Time Is All We Need"はこれまた哀愁度抜群のメロディアスでフックに満ちたナンバーです。
曲を書いているのはBjorn Stromですが、この人って、ソングライターとしても一流ですね。
7曲目の"Gotta Have It All"はハードなギターのカッティングから入るナンバーですが、曲はいたってポップでメロディアスです。
8曲目の"I Just Wanna Hold You"の出だしを聴いた時には(?)で、以前に聴いたことがあるナンバーでは?
で、聴き進んでいく内に、以前に私のHP「AOR PARADISDE」でも紹介したスウェーデンの女性ヴォーカリストTrine Reinが1991年に発表した1stアルバム"Finders Keepers"に収められていたナンバーだと判りました。
"Finders Keepers"を紹介した時に、「"I Just Wanna Hold You"もパワーポップしたメロディ最高のナンバーです。メロディは1曲目以上かも。ヒット性抜群のナンバーです。1991年に発表されたこんな良い曲を今まで知らなかったことが不思議なくらいです。」と書きましたように、かなり気に入っていたナンバーです。
West Of Sunsetがオリジナルだったんですね。
ホント、いかしてます。
9曲目の"Homeward Bound"もとてもポップに仕上がったナンバーで、メロディアスなウエスト・コースト風ナンバーです。
10曲目の"Taking A Chance"もメロディアスなパワーポップ風ナンバーです。
Bjorn Stromは曲作りが上手いです。
ラストの11曲目"Before I Trust My Heart"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
盛り上がります。
捨て曲が無い強力な1枚で、まさに「伝説の1枚」です。
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