2009-12-17
Chris Smith / Let The Ball Roll (2009)

さすがCruisin' Musicのマスターで、これが最近聴いたAORアルバムの中でもかなりの出来でした。
Chris Smithについては、彼の2004年に発表された"Real Thing"というアルバムもCruisin' Musicさんから購入しましたが、その時の印象はジャジーなAORで、出来としてはまあまあではありましたが、愛聴盤にはイマイチという感じでしたので、本日う紹介する"Let The Ball Eool"がお店のカタログに掲載された時もスルーでしたが、他のアルバムを注文した時に、マスターからとても良いので聴いてみては?と薦められました。
お店での紹介は、「スムース・ジャズ寄りだった前作『BACK TO YOU』に対してメロウでコンテンポラリーな路線に再び舵を戻してきた今回のクリスさん。彼が投げてきたボールは激にヤバい。ターナー・キングの渋いサックスの音色を全面的にフィーチュアしたアダルト過ぎるアレンジにウットリ。マイケル・フランクス+ボビー・コールドウェルとでも例えたくなる高水準の楽曲にただただ脱帽。癒しの空間に誘われて、疲れた心に温かい音がじんわりと染みていきます。陳腐な言葉ではとても言い尽くせない感動を皆様も味わって下さい。」と、かなりベタ誉めですが、これが殆どそのとおりでした。
1曲目の"Go To My Head"はライト&メロウなメロディアスなナンバーで、ターナー・キングのサックスも素晴らしいですが、特にバックのプレイがとてもカッコ良く、まさにAORしております。
2曲目の"Sendin' My Love To You"は一押しのナンバーで、バックのギターが最高のライトでメロウなファンク・ミュージックしたとてもオシャレなナンバーです。
もうこのナンバーだけでお釣りがきそうです。
3曲目の"It Can Happen To You"もターナー・キングのサックスがいかしたアコースティカルでメロディアスなナンバーで、どこかで聴いたことのあるような雰囲気がとてもいかしたナンバーです。
4曲目の"I'll Forgive Myself"は出だしのギターのカッティングがカッコ良い、これまらライト・ファンクしたメロディアスなナンバーです。
本編のギターの音色も最高です。
5曲目の"Forever's Out Of Time"はターナー・キングのサックスとクリス・スミスのヴォーカルがいかしたゆったりとしたジャジーなナンバーです。
6曲目の"Never Gonna Be The Same"はちょっとばかりボサノヴァ・タッチのナンバーで、この辺が「マイケル・フランクス+ボビー・コールドウェル」といったところでしょうか。
曲の雰囲気はかなり良いです。
7曲目の"Tomorrow's Child"はアコースティック・ギターの音色が素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーですが、このナンバーの出来も最高です。
これはお勧めです。
8曲目の"Wastin' My Time"もターナー・キングのサックスがいかした軽いタッチのファンキーでジャジーな1曲です。
9曲目の"Back To The Garden"も「マイケル・フランクス+ボビー・コールドウェル」の雰囲気の1曲ですが、6曲目の"Never Gonna Be The Same"はどちらかというとMichael Franks寄りのナンバーでしたが、こちらはBobby Caldwell風とでも言えば良いのでしょうか?
でも、歌い方はBill Champlin風だったりしてます。
10曲目の"Keep Lookin' For Love"はアコースティック・タッチの軽めなポップ・ナンバーです。
ラストの11曲目"Let The Ball Roll"は再びMichael Franks風のアコースティカルな軽いタッチのジャジーなナンバーです。
このアルバムは、まさにCruisin' Musicのマスターが仰っていますとおり、「癒しの空間に誘われて、疲れた心に温かい音がじんわりと染みていきます。陳腐な言葉ではとても言い尽くせない感動を皆様も味わって下さい。」です。
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コメント
Chris Smith
仰るとおりど真ん中の音です。
、「癒しの空間に誘われて、疲れた心に温かい音がじんわりと染みていきます。陳腐な言葉ではとても言い尽くせない感動を皆様も味わって下さい。」
、「癒しの空間に誘われて、疲れた心に温かい音がじんわりと染みていきます。陳腐な言葉ではとても言い尽くせない感動を皆様も味わって下さい。」
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が、crusin'さんのお勧めがミットど真ん中なことには間違いありませんね♪