2009-12-14
Jimmy Martin & New Deal / You Get What You P(l)ay For! (1986)

今回のCD化では、リマスターが施されボーナス・トラックが1曲追加されております。
Jimmy Martinの名前を初めて知ったのは、FISC & JIMMY MARTIN名義のアルバム"TOO HOT FOR LOVE & RHYTHM OF LIFE"からで、このアルバムはドイツのほぼリ・イッシューが専門のレーベルLong Island RecordsからCD化されました。
先のJimmy Martinのソロ・アルバム"KIDS OF THE ROCKIN' NATION"もLong Island RecordsからCD化されておりました。
Long Island Recordsはカナダや欧州辺りのハードポップ・バンド(それもかなり良質の)のリ・イッシューやレーベル専属のハードポップ・バンドのアルバムをかなりの枚数手掛けておりましたが、日本のZERO CORPORATION同様にインディーズ故、いつの間にかレーベルが閉鎖されたようです。
本日紹介するJimmy Martin & New Dealによる"You Get What You P(l)ay For!"ですが、キャッチーなハード・ポップ・チューン満載のアルバムで、メロディ・マニアにお勧めの1枚となっております。
キーボードやギターがキラキラのハードポップ・産業ロック・アルバムとなっております。
1曲目の"Keep On Dreaming"はその代表的なナンバーで、出だしのキーボードは本当にキラキラしております。
メロディもキャッチーかつポップでメロディアスです。
2曲目の"Child's Eyes"はまさにポップしたロックといった趣のご機嫌なナンバーです。
3曲目の"Angels Call"は出だしのギターがちょっとハード目のメロディアスロックしたナンバーです。
ただし、そんな中にもキャッチーさは保たれております。
4曲目の"Mystery Girl"はバックのサウンドがカッコ良いハードポップ・ナンバーです。
Jimmy Martinのペンによるナンバーですが、曲作りもそこそこいけるようです。
このナンバーはお勧めです。
5曲目の"Leaving It All Behind"を聴いたとたん、「あれっ?」というか「っお!」と思いました。
この曲って、最近Wounded Bird Recordsから初CD化されたイギリスのハードポップ・バンドThe Dukesのナンバーじゃないですか。
The Dukesのヴァージョンをとても気に入っていた私としては、このカヴァーは嬉しかったですね。
オリジナルが最高にいかしてますので、このJimmy Martin & New Dealのヴァージョンもかなりカッコ良く仕上がっております。
もうこの1曲が入っているだけで、このアルバムを気に入ってしまいました。
6曲目の"Love Never Dies"はメロディアスなバラード・ナンバーで、仕上がりはポップです。
7曲目の"It Happens"はタイトな感じのギターから入るメロディアス・ハードロックのナンバーです。
締まった感じのサウンドが良いですね。
8曲目の"Goodbye"はこれがめちゃカッコ良いサウンドのハードポップ・ナンバーで、もう最高です。
とにかくバックのプレイはいかしてます・
ラストの9曲目"Walk On Fire"はボーナストラックですが、これがボーナス・トラックか、という位に良く出来たハードポップ・ナンバーです。
キャッチーでフックに満ちた哀愁のハードポップ・チューンで、かなりお勧めです。
冒頭にも書きましたが、このアルバムはメロディ・マニアやハードポップのファンであれば、押さえておくべきアルバムですね。
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