2009-12-20
Stray Dog / Stray Dog (1973)

ハードロックといってもかなりヘヴィでブルージーなサウンドを持ったバンドです。
過去にStray Dog (1973)、Fasten Your Seat Bealts (1973)、While You're Down There (1974) の3枚のアルバムを発表しており、本日紹介する"Stray Dog"は彼らの1stアルバムです。
一度Zoom Club RecordsからCD化されましたが、すぐに生産中止となったようで、最近まで結構高値の花でしたが、リ・イッシューされたようです。
メンバーは、W G "Snuffy" Walden - guitar, lead vocals、Alan Roberts - bass, keyboards, vocals、Les Sampson - drums, percussionの3人ですが、これがトリオと思われないくらい迫力のあるサウンドなんですね。
また、この1stのプロデュースはGreg Lakeが担当し、エンジニアはChris Kimseyが担当しております。
1曲目の"Tramp (How It Is)"はパイプオルガンの音から入るナンバーで、プログレの雰囲気を持ったナンバーですが、ギターの音がラウドでヘヴィの殆どヘヴィ・メタルしたブルースといった感じのナンバーです。
これが最高にカッコ良いと来ています。
2曲目の"Crazy"は、これまたカッコ良いW G "Snuffy" Waldenのギターから始まるナンバーで、ヘヴィ・メタルしたサウンドが最高のナンバーです。
70年代初頭のヘヴィ・メタルの先端をいっていたサウンドだと思いますね。
3曲目の"A Letter"は前2曲と打って変わったアコースティカルなナンバーです。
バラード・ナンバーですが、曲がかなりの頻度で変調する一筋縄ではいかない、そんなナンバーです。
4曲目の"Chevrolet"は再びW G "Snuffy" Waldenのメタリックなギターから入るハードブギのナンバーです。
Stray Dogの魅力は何と言ってもこんな感じのHeavyなBlues Rockでしょう。
5曲目の"Speak Of The Devil"はメタリックなハード・ブギのナンバーで、当時の最先端の音だったに違いないと思いますね。
音だけで言うと、Black SabbathよりもHeavyだと思いますね。
6曲目の"Slave"はCreamの"Spoonful"に雰囲気が似たナンバーで、W G "Snuffy" Waldenのギター・プレイが本当にカッコ良いです。
Les SampsonのバスドラなんかもGinger Bakerを髣髴するものがあります。
ラストの7曲目"Rocky Mountain Suite (Bad Road)"の出だしは、Black Sabbath辺りを髣髴するヘヴィ・メタルですが、本編に入ると結構メロディアスでプログレ的でもあります。
この辺りはGreg Lakeのプロデュースの影響でしょうか。
とてもカッコ良いナンバーです。
1973年のアルバムですが、かなりヘヴィです。
70年代のロック・バンドって、本当にカッコ良いですね。
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