2010-01-11
Dan Lucas / News (1996)

Dan Lucasは1988年にKAROのメンバーとして、セルフ・タイトルのアルバムを発表後、ソロ・アルバムとして、1992年に"Canada"、1994年に"2000!"そして1996年にこの"NEWS"を、また、1996年に"Heart of America - The Best of Dan Lucas"を発表しております。
このアルバムも年末にSchmankerl Recordsから纏め買いした内の1枚で、カットアウト盤(ジャケットの右隅のほんの一部が欠けている)だったせいか10ユーロはしなかったと思います。
ジャケットはご覧のとおりかなりダサいですが、この3rdアルバム"NEWS"も1stの"Canada"に劣らず良く出来たハードポップ・AORアルバムに仕上がっております。
全14曲が収められており、Dan Lucasのペンによるナンバーが殆どですが、1曲だけEaglesの"Desparade"をカヴァーしております。
Dan Lucasのナンバーはどれもメロディアスなナンバーで、ほぼAORしているといっても良いと思います。
1曲目の"Heart Of America '96"はロックンロールしたナンバーで、覚えやすいメロディを持ったポップなナンバーです。
ラストの14曲目にも収められておりますが、こちらがおそらくオリジナルなんでしょうね。
2曲目の"Love Is The Answer"はミディアムスロウのメロディが最高にいかしたナンバーで、このアルバムの中でもかなり良く出来たお勧めのナンバーです。
3曲目の"Please Don't Ever Try To Change Me"はメロディアスなAORしたバラード・ナンバーです。
5曲目の"Desparade"はEaglesのカヴァーですが、この3曲目なんかもEaglesが演りそうなウエスト・コーストのAORナンバーといったところで、後半部分のギター・ソロは泣けます。
4曲目の"In The Rain"はアコースティカルなメロディアスなバラード・ナンバーで、このナンバーもEagles風の良く出来たナンバーです。
こんなナンバーを聴いていると、Dun Lucasって本当にドイツ人のミュージシャンなんでしょうか。
とてもアメリカナイズしてます。
5曲目の"Desparade"はアレンジもあまり変えていなく、Eaglesに負けないくらい良く出来てます。
6曲目の"One-Woman Man"は出だしのギターの音が若干ハードな、これまたアメリカナイズされたポップロックしたナンバーです。
7曲目の"Music Is The Enemy Of War"は出だしのギター・ソロが素晴らしいメロディアスなAORしたバラード・ナンバーです。
8曲目の"No One Loves You More Than I"はメロディアスなパワー・バラードしたナンバーです。
9曲目の"Believe In Magic"はバックの音が幻想的な感じで始まるナンバーで、本編に入るディスコ調に変わる面白いナンバーです。
10曲目の"Face Another Day"は美しいピアノから始まるメロディアスなバラード・ナンバーのとてもお勧めの1曲です。
11曲目の"You're My Life"は美メロのバラード・ナンバーです。
盛り上がりもあり、最高の1曲です。
これは聴きものです。
12曲目の"Be Mine Tonight"はブルージーなギターから入るメロディアスなナンバーです。
バックのプレイがとてもいかしたナンバーです。
13曲目の"Tonight"もEaglesが演りそうなパワー・バラードのメロディアスなナンバーです。
この"NEWS"ですが、殆ど捨て曲なんかありません。
ハードポップというより、これは完全にAORアルバムです。
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