2010-01-28
Spin Gallery / Embrace (2009)

今回のプロジェクトは、ヴォーカリストのKristoffer Lagerstromとのプロジェクトで、ゲスト・ヴォーカリストとしてRobin BeckとDan Reed (ex: Dan Reed Network)の2人が参加しております。
サウンドは、相変わらずの哀愁のハードポップで、Tommy Denanderのギター・プレイが光っているアルバムに仕上がっております。
まあ、全体の出来としては前作の方が良いと感じますが、この"Embrace"もハードポップ・AORの作品としては、もちろん軽く平均点は超えております。
1曲目の"Embrace"はタイトル・トラックですが、これをアルバムの1曲目に持ってくるぐらいですから、かなりの自信作なんでしょうね。
出だしのピアノが魅力的な哀愁度抜群のメロディアスなパワー・バラード・ナンバーに仕上がっております。
Kristoffer Lagerstromのヴォーカルもハイトーンで歌唱力はもちろん抜群ですし、Tommy DenanderのSteve Lukatherばりのギターはカッコ良いですし、言うことありませんね
2曲目の"Stone By Stone"はTommy Denanderのカッコ良いギターのカッティングから入るウエスト・コースト風のハードポップのナンバーです。
3曲目の"Just A Momentary Why"はRobin BeckとのデュエットによるAORしたメロディアスでポップなナンバーで、お勧めの1曲です。
4曲目の"Brilliance Of The Drugs"は結構重た目のサウンドを持ったミディアム・スロウのナンバーですが、メロディアスです。
5曲目の"Eyes Wide Open"はキーボードとギターの音がとてもいかしたメロディアスな産業ロックのナンバーです。
さすがTommy Denanderといったところでしょうか。
6曲目の"Blood In My Veins"はTommy Denanderのアコースティック・ギターとバックのヴァイオリンの音色が素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーです。
Kristoffer Lagerstromのヴォーカルもしっとりと歌いあげており、堪りませんね。
素晴らしいの一語に尽きるナンバーです。
7曲目の"You Do The Things You Do"はDan Reedとのダブル・ヴォーカルによるキレのあるハードポップのナンバーに仕上がっております。
8曲目の"Indulge"はメロディがとてもいかしたバラード・ナンバーで、AORファンも納得の1曲です。
とにかく曲の出来が素晴らしいです。
9曲目の"Without Love"はファンキーなタッチのナンバーで、Kristoffer Lagerstromのヴォーカルもソウルしております。
10曲目の"Tic Toc"はメロディアスなポップロックしたナンバーとなっております。
11曲目の"Everything Fades"はバックのベース、ドラムス、ギターのプレイがとてもいかしたナンバーです。
ラストの12曲目"The End"は囁くように歌うKristoffer Lagerstromのヴォーカルがいかしたメロディアスなナンバーです。
Tommy Denanderのギター・ソロは最高です。
Tommy Denanderの関わるアルバムって、ホント、ほぼ全て当たりですね。
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