2010-01-31
Michelle Raitzin / Michelle Raitzin (2009)

ハードポップやメロハーのファンからも注目されているといっても内容はメロハーではありません。
プロデューサーにPaul Laineの名前も見え、ギターをTim Pierceが担当するなどハードポップらしい部分もあるのが、その要因と思われますが、基本的にはポップスです。
また、ご覧の通りジャケット映るMichelleはかなりの美形ですし、歌もそこそこ上手いです。
さらに、収められているナンバーがメロディアスなことも、注目されているところだと思います。
最近のアメリカの若い女性のアルバムといえば、ブラックあるいはラップなどのR&Bタイプのアルバムが殆どですが、このMichelle Raitzinは全く違うタイプでAORファンにも聴ける内容だと思います。
1曲目の"Be Prepared"はメロディアスポップなナンバーで、バックのキーボードがカッコ良いAORナンバーに仕上がっていると思います。
ヒット性抜群の良く出来たナンバーです。
2曲目の"Boy Toy"はバックのドラムスは打ち込みだと思いますが、曲全体はポップでメロディアスで、そこそこ聴けます。
3曲目の"I'm Me"はメロディアスでこれまたヒット性の高い良く出来たナンバーで、AORっぽさがとても良いと思います。
このナンバーは聴きものです。
4曲目の"Perfect Stranger"はキャッチーでメロディアスなポップなナンバーで、このナンバーもヒット性の高いそんな曲です。
5曲目の"About Tomorrow"は出だしのアコースティック・ギターの響きが印象的なメロディアスなバラード・ナンバーです。
Michelleのヴォーカルもそれに輪をかけて魅力的です。
6曲目の"Everybody Knows"はPaul Laineのペンによるナンバーです。
ヴォーカルに電気的に処理したファンキー・タッチなポップ・ナンバーに仕上げております。
7曲目の"Second Best"は打ち込みによるポップでメロディアスなナンバーです。
8曲目の"Still Not Over You"もメロディアスな哀愁のナンバーで、とてもお勧めのバラード・ナンバーです。
9曲目の"Feels Like Love"もメロディがいかしたポップなナンバーです。
曲の出来がとても良いです。
10曲目の"Shame"もとてもポップなナンバーです。
ラストの11曲目"Running Away"もメロディアスなAORしたナンバーで、いかしてます。
全体的に楽曲の出来はかなり良いと思いますが、バックの音を打ち込みではなく、生の楽器に替えれば、2倍も3倍も良くなると思います。
とにかくMichelleのヴォーカルが魅力的でメロディもかなり良いので、そこんとこがちょっと残念ですね。
まあ、このままでも結構良いと思いますが。
AORファンにもお勧めです。
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